患者さまからのお手紙
2016年12月に出産された患者さまから
掲載日:2018年11月16日
顕微授精しか方法がない。現実を知った時、落ち込みましたが、ALCで治療出来るのだから信じて頑張ろうと前向きに切り替えました。治療費、心身の疲労、仕事との両立は不安でした。通院のため、早退することが何度もありましたが、周囲の理解のおかげで仕事との両立は出来ました。また、一度の顕微授精と移植で授かることが出来たので、心身の疲労も小さかったのかなと思います。
ALCに通院するまでの悶々としていた日々が一番辛く、もっと早く行動(検査)すべきでした。妊娠中は、無事に産まないといけない。というプレッシャーを勝手に感じていました。不妊原因である夫や義父母の些細な発言を恨む気持ちは、産後もなかなか消えませんでしたが、育児に追われる毎日と生後5ヶ月ころからママ友が増えて育児相談等出来るようになると、ひねくれたくれた感情や「この子は特別な子なんだ」という意識は薄れてきました。育児は大変ですが、笑顔や寝顔が可愛くてたまりません。今だから言えますが、受精卵や移植の時の神秘的な感動は、治療したからこそ得られたものです。娘が理解出来るようになったら、この感動と望まれて生まれてきた事を伝えたいと思います。いつになるか分かりませんが、待っていてくれる兄弟達をお迎えに行きます。その時はよろしくお願いします!

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