患者さまからのお手紙

2016年8月に出産された患者さまから

掲載日:2018年7月20日
今、私の傍には5か月になる大切な命があります。浅田クリニックの先生、スタッフの方々には本当にお世話になり感謝しています。
私自身、2人目の不妊に悩まされました。1人目は自然妊娠で31才の時です。1歳前に保育園に預けて働き始め、仕事と子育ての両立で、あまりの忙しさに2人目の事は考えることすらなく、ただ毎日を過ごしていました。小学校に入学した数年後に2人目を考えるようになり、1人目は問題なくできたため、またすぐにできるだろうと考えていました。2年経ってようやく妊娠することができ、喜んだのも束の間、10週で流産してしまいました。その時、私は既に39才。年齢的にもう子供は望めないと思うと、悲しくて只々泣きました。それが私の不妊治療は始まりです。仕事をして長男がいることもあり、初めは口コミで通いやすい地元の病院にかかりましたが、なかなか結果が出ず、2年経った頃「うちでは、もう診ることは出来ないです。」と一方的に治療を断られました。41才という年齢と治療結果から「もう、諦めたらどう?」との一言に、どれだけ傷ついたか・・・。卵子の状態や数に限りがあることに、もっと早く気づくべきでした。こんな私でも治療をしてくれるところはあるのか・・と探して転院したのが浅田レディースクリニックでした。
ネットで検索して最初にでてきた病院でした。今考えると、この出会いがが私にとっての奇跡でした。初めての初診で「(年齢的に)まだ大丈夫ですか?」と質問をしました。すると、その時の先生は、「絶対ではないし時間はかかるだろうけど、可能性はゼロではない。大丈夫。」との返事をくれました。私は、年齢的に卵子の数が少なく、質も悪かったものの、特にこれという問題もなく、顕微授精を何度か繰り返しました。「1年半の目標で結果を出しましょう」という先生の言葉を信じて2年半、診察室で「妊娠してますよ。」との一言に、信じれない思いでいっぱいでした。治療の途中、何度も諦めそうになりましたが、クリニックを卒業された方々のお手紙を読んで自分を奮い立たせていました。卒業された方のお手紙の中に、「もう少しだけ続けてみよう」という一文があったのを覚えています。私も諦めが悪く「もう少し続けた」一人です。治療中の方へ、治療にはお金も時間も掛かってしまいますが、先生を信じて、諦めずに「もう少しだけ」頑張ってほしいと思います。最後に、私自身、治療に通うのは全く苦ではありませんでした。それだけスタッフの方々が温かく接してくれていましたし、診察では幾度も希望を持たせてくれました。私の体験談で、誰かを勇気づけられることが出来るのなら幸いです。あえて唯一、辛かった事といえば・・・クリニックと自宅の距離でしょうか?浅田先生はじめ、スタッフの皆様、「幸せ配達人」として、これからも元気で、たくさんの方々に幸せを運んであげて下さい。益々のご活躍をお祈りしています。
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