患者さまからのお手紙

2016年7月に出産された患者さまから

掲載日:2018年6月15日
私は40歳の時に夫の転勤に伴い浅田レディースクリニックに転院し、41歳で妊娠、42歳で出産に至りました。
強めの刺激をしても少ししか卵がとれず、何とか二回移植するも陰性に終わった時、院長先生に「これからどうしますか」と問われました。41歳の時でした。こちらのクリニックに通いながらブログを書かれている方の中には、この院長先生のスタンスに、突き放されたようで傷付いたと述べられている方もいらっしゃいますが、私は先々の区切りは自分でつける、治療はだらだらと続けていくものではないのだと覚悟を決めることができました。結果的に私は妊娠、出産に至りましたが、治療は42歳までと決めていました。
思うように治療の結果が出ないとき、藁にもすがる思いでインターネットを検索して、○○で卵の質が上がる、△△で着床しやすくなる等の情報を読み漁っては試したくなると思います。私もそうでした。ですが、エビデンスのないものに振り回されるのは、時間と体力とお金の無駄遣いだと思います。決して安くはない治療費を払って有名クリニックに通っているのですから、ネットに答を求めるのではなく、先生方と直接お話をして今するべきことを確認してみてください。ネットを見てあれもこれもと焦る気持ちを捨てて、素直な患者になることで気持ちが楽になると思います。必ず結果が出る治療ではないのが辛いところですが、治療を受ける皆さんが望む結果を手にできるようお祈りしております。
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