患者さまからのお手紙

2016年08月に出産された患者さまから

掲載日:2018年5月25日
おかげさまで、第二子も授かることができました。35歳で通院を開始し、すぐにIVFにステップアップ。採卵1回移植3回で、1年後には第一子を授かりました。
1歳過ぎで卒乳したので、不妊治療を再開。上の子出産後に子宮内膜症(チョコ)を発症し、育児中の激痛に悩まされながら凍結胚を移植。産後4回目の移植で陽性反応いただき、まさかの一卵性だったけど、心拍確認後に稽留流産。次の移植(陰性)で凍結胚が尽きてしまい、夫と話し合いました。また採卵となると、移植だけより治療費が高額になること。県の助成金は今年度はもうもらえないが、来年度になれば助成金は2回もらえること。ただ年齢的なこともあり、助成金のために約半年採卵を延ばすことが、妊娠出産に向けては支障があるかもしれないこと。そこで、浅田先生がよく言われる「妊娠はゴールじゃなくスタート」であること。すでに39歳になっていたので、ずるずる治療を続けるのではなく、もう一度だけ採卵して、ひとつずつ移植すること。採卵は、これで最後とすることを決めました。
実は今回第二子を授かる11月の移植前、いろんなアクシデントがありました。8月に私が急性胃腸炎で救急搬送され4日間入院したり、11月には上の子が川崎病で入院し、付き添いを実母に代わってもらって移植に行ったり...。結果的に、そんなアクシデントの後の移植で待望の第二子を授かりました。でも実は、スピード出産だったのに、後産で私が大量出血。貧血がひどく退院が延期になり、里帰りしなかったので実母が通ってサポートしてくれました。そこで思ったのは、やっぱり妊娠出産がゴールじゃなく、その後の生活こそが大切で、妊娠出産はそのスタートにすぎないこと。治療を始めた時も、浅田先生の言葉に納得し、すぐにIVFにステップアップしたけど、結果的に、短期間で2人も子どもを授けていただき、4人家族での生活を始めることができたので、本当によかったと思っています。治療はどうしても女性への負担が大きく、肉体的にも精神的にも経済的にも、辛くてやめたくなる時もあると思います。でもどうか夫婦で話し合って、決めたところまではぜひ頑張ってみてください。いまの経験は、あなたの人生で決して無駄にはならないから。子どもを望むみなさんを応援しています。
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