患者さまからのお手紙

2015年12月に出産された患者さまから

掲載日:2017年8月25日
出産は、卵子的にはもちろんそうですが、体力的にも、早い方がいいととても感じています。もちろん、不妊治療は辛くて大変だし、とても悩むけど、歳をとると、妊娠中もずっと心配で大変だし、出産も大変です。(体力の回復が違います!)無事出産後の子育てはさらに長く、想像以上に大変です。出産はゴールではなく、またスタートです。
 とにかく不妊治療をすると決めたら早く始めて、授かる可能性にかけて、集中的に頑張ってください。迷っている時間がとてももったいないと感じます。お金もかかって大変だけど、お金にかえられないものでもあります。(とは言っても、経済的なことも考えますよね。でも時間はお金では買えないのですよね。。)
 人工的に授かることに抵抗があるとしたら、大丈夫です。どれだけ医療の力を借りても、残念ながら受精するかしないか、着床するかしないか、ちゃんと育って無事生まれてきてくれるかどうかまでは、まだ医療の力ではなんともならないのです。ただ、可能性を最大限引き出してくれるだけ。その手助けをしてくれるだけ。
 私達にできることは、できる限りの努力のみ。あとは、神のみぞ知る、領域なのかなと感じます。途中、何度か足踏みし、悩んでしまいましたが、やらなくて後悔したくないと思い、私は最後まで治療しました。自分が本当はどうしたいのか、たくさん悩んでいろいろ考えて(短時間で)、するにしろしないにしろ、悔いの残らないように、決めてください。
 あなたが一生懸命悩んで選んだ道なら、頑張れると思います。応援しています。
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