患者さまからのお手紙

2015年8月に出産された患者さまから

掲載日:2017年1月 6日
不妊治療を続けていると、思うように結果が出ないことは多々あります。生理がこなくて喜んでいた矢先に生理がくる。着床したと思ったら流産してしまった、など嬉しさと悲しみの感情が、ジェットコースターのように何度も襲ってきて私自身、精神的にも不安定な状態が続きました。
 そんな時は、少し治療を忘れて遊びに行くなど、上手く気分転換を図って乗り切ってください。赤ちゃんが来ないのは、お母さんだけのせいではないと思います。また、治療を始めるかどうか迷っている方には、まず検査だけでも受けることをお勧めします。
 後から悔やむことのないよう、早めに自分とパートナーの体の状態を知るのは大切なことだと思いますし、検査を受けることで、パートナーの自覚も芽生えるのではないでしょうか。
 また、悩みを一人で抱え込まないようにパートナーに、今、どういう治療を行っていて、どのような精神的、体力的負担がかかっているのかなど自分の状況をきちんと知ってもらう努力は必要だと思います。
 私も最初のころはよく喧嘩をしましたが、一度、腹を割ってしっかり話し合ってからは、2人で協力して治療に臨むことができました。長くなりましたが、最後に、みなさんに幸せが舞い降りてくることを、心よりお祈り申し上げます。
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