患者さまからのお手紙

2013年5月に出産された患者さまから

掲載日:2014年7月25日
浅田先生、諸先生方、スタッフのみなさん、半年間という短い通院期間でしたが大変お世話になりました。無事出産することが出来ました。
 他院での治療に行き詰まり、不妊治療をこれから続けるかどうか迷っていた時に浅田先生のセミナーに参加し、転院することにしました。卵子についての詳しいことは知りませんでしたが、妊娠には適齢期があるのだろうと素人ながらに思っていました。しかも20代の頃、子宮疾患で重い症状と手術をして、日常生活や仕事に影響が出るほどの経験をしてから、妊娠や出産は自分にとってはハードルが高い気がしていました。そのため、不妊治療のために婦人科に受診するのも勇気が要りました。しかし、他院で検査してもらうとまだ妊娠の可能性はあるとのことでしたので、年齢も40歳を超えていましたのでその後は迷う間もなく進むことにしました。しかし、そう簡単に結果は得られませんでした。そんな中浅田クリニックのことを聞き、セミナーに参加し、浅田先生が私の質問に答えてくださったのを聞いて、受診を決意しました。
 採卵1回、移植2回目で妊娠することが出来、妊娠がわかった時に流したのがクリニックで流したはじめての涙でした。それまで他院の治療で家でつらくて泣くことは何度もあったのですが、病院で泣くことはなありませんでしたし、生涯初めてのうれし涙でした。
 通院中、病院の中の雰囲気も好きでしたが、名古屋駅前という立地が私には合っていました。目的を通院だけにしないで、帰りにお店を見てまわったり、時には買い物をしたり。限られた時間ではありましたが、小さな楽しみをみつけて通院しました。待合室から大勢の人が行き交うのを見ていると不思議と気持ちが落ち着きました。子供のいる生活、いない生活・・・その他いろいろな人生を思い描いて治療に通えたこと。まわりからのプレッシャーが少なかったこと。幸せな夫婦がより幸せになるためにという浅田先生のお言葉や、どなたかの質問に答えられていた、比べるのはやめましょうというお言葉を受けて、私の浅田クリニックでの治療は暗いトンネルの中にいるようではなく、開かれた大地に果てしなく続く道を進んでいるかのようでした。先は全く見えないけど何かしら希望があるような気がしていました。自分自身の人生なので後悔しないよう進もうとただそれだけでした。
 今は不妊治療中も妊娠中も出産も育児もそれぞれに体調面、精神面ともに大変なことがあるとよくわかりました。子供を連れていると見ず知らずの方に「大事に育ててあげてね。」と何度か声をかけられました。育児にはパワーが要りますが、自分も健康に気を付け体力を付けて、育児を楽しみながら頑張っていきたいと思います。本当にありがとうございました。
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