患者さまからのお手紙
2013年8月に出産された患者さまから
掲載日:2014年6月20日
院長先生はじめクリニックの皆様、治療中は本当にお世話になりました。2013年8月に無事女の子を出産し、現在は育児に追われる毎日です。
なかなか妊娠できない原因もよくわからないまま、院長先生のお話を聞きに行ったのが今から2年前。32歳でした。それまで誰も教えてくれなかった卵の話を聞いて「私の残りの卵はどれだけあるの?」「今すぐ通院したい」と思いました。3度の人工授精も結果は出ず、体外受精に切り替え、1度の採卵と1度の胚移植で妊娠することができました。治療でつらかったのは採卵です。
毎朝、卵を育てる為に自己注射をし、お腹がどんどん膨らみそのせいか、歩くだけで痛みを感じるほどでした。採卵の為の全身麻酔が覚めた後の吐き気と、採卵後の生理がとてもひどく立ちくらみやお腹の痛みで、「何でこんな思いをしなくちゃいけないのか・・・」と涙が出ました。
胚移植後、判定日より前に生理痛のような痛みがあって「あーダメだったか・・・」と沈みましたが、判定はまさかの陽性!先生のお話を聞いているうちに、だんだんとこみ上げてくるものがあり涙が止まらなくなりました。その後はひどいツワリで7キロ以上痩せましたが、おかげで妊娠中は適度な体重増加ですみ、お腹の赤ちゃんも健診のたび「順調」と言ってもらえました。
予定日6日過ぎた日の未明、軽い出血があり、そのまま入院。促進剤を使い出産には12時間以上かかりましたが、生まれてきたわが子を見て言葉にできないほどの感動を味わいました。今日がちょうど4ヶ月健診でしたが、完全母乳で順調に成長しています。
不妊治療を経験して思うことは「なぜ卵の話を学校で教えてくれなかったのか」ということです。望まない妊娠をしないようにと言う教育ばかりで、卵のリミットの話は誰も教えてくれませんでした。卵のことを知っていたら、無駄に焦ったり不安になったりせずに済んだと思います。将来娘には卵の話をして、それを知った上でいろんな選択ができるようにしてあげたいです。
不妊治療もツワリも出産も大変でしたが今はまた「妊婦さんになりたい」と強く思います。不妊治療に対して、ずっと「そこまでして・・・」という思いがありましたがこんなに愛しいと思える存在に出会えたので、何も後悔はありません。「子供は親を選んで生まれてくる」という言葉に傷ついたことがありました。なかなか妊娠しない自分は「選ばれない人」なんだと。そうではなくて、私は子供に「頼んで頼んで来てもらった」と思うようにしています。頼んで来てもらったのだから、「生まれてきてよかった」と思ってもらえるように大切に育てていきたいと思います。
不妊治療をしたおかげで、仕事よりも何よりも一番に大切にしたい存在ができました。悩みや不安を分かち合い、夫婦の絆が強くなりました。授けていただいた命を大切にします。クリニックに携る全てのスタッフの皆様に感謝しています。ありがとうございました。
なかなか妊娠できない原因もよくわからないまま、院長先生のお話を聞きに行ったのが今から2年前。32歳でした。それまで誰も教えてくれなかった卵の話を聞いて「私の残りの卵はどれだけあるの?」「今すぐ通院したい」と思いました。3度の人工授精も結果は出ず、体外受精に切り替え、1度の採卵と1度の胚移植で妊娠することができました。治療でつらかったのは採卵です。
毎朝、卵を育てる為に自己注射をし、お腹がどんどん膨らみそのせいか、歩くだけで痛みを感じるほどでした。採卵の為の全身麻酔が覚めた後の吐き気と、採卵後の生理がとてもひどく立ちくらみやお腹の痛みで、「何でこんな思いをしなくちゃいけないのか・・・」と涙が出ました。
胚移植後、判定日より前に生理痛のような痛みがあって「あーダメだったか・・・」と沈みましたが、判定はまさかの陽性!先生のお話を聞いているうちに、だんだんとこみ上げてくるものがあり涙が止まらなくなりました。その後はひどいツワリで7キロ以上痩せましたが、おかげで妊娠中は適度な体重増加ですみ、お腹の赤ちゃんも健診のたび「順調」と言ってもらえました。
予定日6日過ぎた日の未明、軽い出血があり、そのまま入院。促進剤を使い出産には12時間以上かかりましたが、生まれてきたわが子を見て言葉にできないほどの感動を味わいました。今日がちょうど4ヶ月健診でしたが、完全母乳で順調に成長しています。
不妊治療を経験して思うことは「なぜ卵の話を学校で教えてくれなかったのか」ということです。望まない妊娠をしないようにと言う教育ばかりで、卵のリミットの話は誰も教えてくれませんでした。卵のことを知っていたら、無駄に焦ったり不安になったりせずに済んだと思います。将来娘には卵の話をして、それを知った上でいろんな選択ができるようにしてあげたいです。
不妊治療もツワリも出産も大変でしたが今はまた「妊婦さんになりたい」と強く思います。不妊治療に対して、ずっと「そこまでして・・・」という思いがありましたがこんなに愛しいと思える存在に出会えたので、何も後悔はありません。「子供は親を選んで生まれてくる」という言葉に傷ついたことがありました。なかなか妊娠しない自分は「選ばれない人」なんだと。そうではなくて、私は子供に「頼んで頼んで来てもらった」と思うようにしています。頼んで来てもらったのだから、「生まれてきてよかった」と思ってもらえるように大切に育てていきたいと思います。
不妊治療をしたおかげで、仕事よりも何よりも一番に大切にしたい存在ができました。悩みや不安を分かち合い、夫婦の絆が強くなりました。授けていただいた命を大切にします。クリニックに携る全てのスタッフの皆様に感謝しています。ありがとうございました。

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