患者さまからのお手紙

2013年7月に出産された患者さまから

掲載日:2014年6月27日
私は不妊治療歴6年目にして34歳で待望の長男を授かりました。内、5年は他の病院を結果が出ないたびに転々とし、最後の9か月を浅田先生にお世話になった結果、妊娠に至りました。
 他院でタイミング~簡易体外受精をしましたが、なかなか結果が出ず、今思えばずいぶん時間を無駄にしたなぁ・・と、もっと早く浅田LCの門をたたいていれば、もしかしたら、もしかしたら、今頃2人目を腕に抱いていたかもしれない・・なんて贅沢にも思ったりすることがあります。
 それでも、浅田LCでも、体外~顕微授精による胚移植を5回しました。それぞれ受精卵2個ずつ移植していただきました。もともと着床しずらく、卵子の質も悪かったのだと思います。ですから、タイミングや人工授精では授かる確率はほとんど無かったのです。
 浅田LCでなければまず授かることは無かったでしょう。本当につらかった6年間。今でもあの日々を忘れることはありません。出口の見えないトンネルを歩く気持ちは、経験した者しかわからないし、誰に話しても絶対に理解してくれないものです。まわりからの何気ない言動にいっぱい傷ついたりしました。そんなトンネルをただ歩き続けているとき、ある日、突然出口が見えたのです。
 今、あの時の私と同じ気持ちでトンネルを歩き続けている方皆さんに、早く出口の光が見えますよう、先生・スタッフの皆様、全力でお力添えをお願いします。そして治療中の皆さんは、先生・看護師さん・スタッフの皆さんを信じて頑張ってください。浅田LCのスタッフの方々は、とても優しく、いつでも私たちの目線で一緒に戦ってくれています。
 私は治療中そんな風に感じてとても心強かったのを覚えています。ですから、病院に通うのを嫌だなと思ったことはありませんでした。私が流産したとき、泣き続けた私のそばで、私が泣き止むまで声をかけ続けてくださった看護師さん。あの時の優しさ、今でも忘れていません。
 今年から特定不妊治療の助成金が減額になり、経済的にますますしんどくなりますね。治療費の面でも大変だとは思いますが、いつか我が子を腕に抱ける日が来ると信じて、可能な限り諦めないで治療を続けてほしいです。私も、まだ受精卵が数個保存されていますので、落ち着きましたらお迎えに行きたいと思います。またその時は先生・スタッフのみなさまお世話になりますが、よろしくお願いします。
 私に息子を授けてくださって本当にありがとうございました。大切に大切に育てていきます!
レター

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