患者さまからのお手紙

2013年6月に出産された患者さまから

掲載日:2014年5月 2日
 私は結婚三年目、30歳の時に、そろそろ不妊治療を考えた方がいいかもしれないと思い、浅田LCのセミナーを受講しました。
 セミナーで、不妊治療は早く開始するに越した事はないという事を知り、それまでは私も夫も迷いがありましたが、思い切って受診しようと決めました。初めての不妊治療で浅田LCに通院する事になりましたが、治療はタイミングや人工から始めなくてはいけないのかなぁ...と思っていましたが、治療期間は極力短くしたいので、どんどんステップアップしていきたいと考えている旨を先生に伝え、検査期間に一度だけタイミング、あとはすぐに体外(結局、精子の数の関係で顕微になりました。)からから始められる事になりました。
 おかげ様で、一度目の胚移植で妊娠する事ができ、通院期間も短くて済みました(通院中は長く感じましたが...。)ので、積極的にステップアップしてよかったと思っています。
 仕事しながらの通院、金銭的負担、病院の長い待ち時間、精神的な疲労...等々、皆様も苦労されていらっしゃる事と思います。 私は治療中、TVのワイドショーで芸能人が妊娠したとか、知人が妊娠したとか聞くと、素直におめでとうという気持ちになれず、そんな自分も嫌でした。 頭では自分は自分だと言い聞かせても、なかなか上手く気持ちをコントロール出来ない時もありました。 なので、治療中は思い切って、子供がいたり、妊娠中の友人にはそれとなく理由をつけ会わない様にしていました。そして、妊娠したら出来なくなる事(遊園地で絶叫系アトラクションに乗ったり、友人と飲みに行ったり、スポーツを楽しんだり)を時間とお金の許す限り、積極的に楽しむ様にし、前向きな気持ちで治療に取り組める様、自分流に気持ちをコントロールしました。
 採卵までの過程だけで疲れてしまい、息抜きに一ヶ月病院をお休みし、その一ヶ月は家事も手抜きして、のんびり過ごしたりもしました。不妊治療は先生にお任せするしかない事ばかりですが、精神面では自分や夫にしかわからないところが沢山あると思います。
 どうか皆様が少しでも心穏やかに過ごされ、そして、一人でも多くの方に元気な赤ちゃんが授かります様、心から祈っております。
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