患者さまからのお手紙

2012年12月に出産された患者さまから

掲載日:2013年7月 5日
浅田先生始め、スタッフの皆様には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。私の腕の中にはもうすぐ3ヶ月になる娘がスヤスヤを安らかな寝息をたてています。
 同じ時期に結婚した友人達がどんどん妊娠・出産をしていく中で結婚してすぐにでも子供がほしいと願っていたのに全く授かる気配がなく私たち夫婦だけが取り残されたかのような心持ちでした。周囲からの心無い言葉に何度も傷付き、生理が来る度に泣いていました。
 治療は決して楽なものではありませんでした。何の苦労もせずに授かっている人も多いのに、どうして私がこんな苦労をしなければならないのかと。流産や妊娠判定の陰性結果が続いた時には途方にくれて人生の終わりのような気持ちになりました。
 不妊治療は経験した人でないとその辛さが分からないと思います。でも、この辛さがあったからこそ、やっと授かった娘をより一層愛おしく思いますし命の大切さや尊さを改めて実感することができたと思います。同時に努力してもどうにもならない時の辛さや苦しさを知ることができ精神的にも少し成長できたと思います。
 治療の進み具合や効果、患者さんの体力・精神力は様々なので安易には「いつか必ず赤ちゃん授かるから頑張って!」とは言えません。でも、後で後悔だけはしないように、今できる事に精一杯取り組んでほしいと思います。
 赤ちゃんを願う全ての方々に可愛い天使が訪れますことを心からお祈りしています。
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