患者さまからのお手紙

2012年11月に出産された患者さまから

掲載日:2013年7月 5日
まず浅田LCの先生方、スタッフの方々には本当にお世話になり、ありがとうございました。昨年11月30日に無事男の子を出産いたしました。
 私が不妊治療を開始したのは、38歳の時、他院からのスタートでした。最初の検査で両卵管閉塞と診断され、すぐに体外受精を開始。4回チャレンジしましたが、そのうち卵が採れたのは2回だけ、しかも質のよくない卵が.1個ずつ。あとの2回は採卵直前に排卵してしまいました。
 体外受精でしか妊娠できないのに、卵が採れなければそれすらできない...さらにその間に子宮体癌と乳癌の検査が要精密検査となり、幸いそちらは良性でしたが、「こんなに問題ばかり出るなんて、子どもは授からないということだろうか」「夫婦ふたり、元気でいられたら、それでいいんじゃないか」と思うこともありました。でも後悔だけはしたくなかったので、最後に浅田LCを受診してみよう、そして40歳になっても授からなければ、きっぱり諦めると決めて、治療にのぞみました。
 浅田LCで受けたAMHの値は6.4。卵が1~2個しか採れないのはこのためか、と納得しました。でも私が排卵しやすいという体質に考慮して治療してくださったおかげて、4回続けて採卵し、うち全て排卵することなく採卵することができました。やっと貯まった5個の受精卵のうち3個を融解し、2個を移植、最初の移植で無事妊娠することができました。
 卒業できたのは、40歳になる1ヶ月前でした。この子に出会えたことは、私たち夫婦にとって幸せなことであることはもちろんですが、70歳を過ぎて初孫を抱いた母は見たことないような嬉しい顔をし、病気の義母も元気になります。
 赤ちゃんって、こんなにたくさんの人を幸せな気持ちにするんだ、と驚きました。そして、この上ない親孝行をさせてくださったチーム浅田の皆様にとても感謝しています。あの時あきらめなくて、本当に良かった。このような幸せの輪が、今治療をされている一人でも多くの方に広がることを、心から祈っています。
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