患者さまからのお手紙
2012年12月に出産された患者さまから
掲載日:2013年6月28日
浅田クリニックの皆様、通院の節はお世話になりました。ようやく我が子を授かることができ、育児でてんてこ舞いで感謝の御挨拶遅くなりました。
育児で大変なことがありつつも幸せな悩み、と日々を過ごしています。思えばここまで長い道のりでした。27歳で結婚し、私が四人兄弟ということもあり、母のように私もすぐに妊娠すると安易に考えていました。夫婦2人の生活も楽しく、仕事もやりがいがあり、子供はあとでいいや、なんて安易に感えていましたが、2年過ぎた頃に少し不安になり、近くの産婦人科で見てもらうことにしました。昔から評判の良いところで、運動精子が若干少ない以外特に検査で悪いところもなく、タイミング法から人工授精へと順々にステップアップしていきました。しかし、年齢も適齢なのに7回の人工授精でも授からなく、生理が来たときの度重なる落胆で徐々に精神的に追い込まれて行き、医院が閉鎖するのを機会にしばらく治療は休むことにしました。
その間、貴院を含め説明会に行ったりしましたが、当時貴院は名古屋院開設前で患者さんが込み合っている状況で予約が取れず、仕事と両立させようと考える私には門前払いの状況で、高額の治療費のことを思うと、正直敷居が高くて無理な状況でした。それでも体外受精は最後の砦のような気がして、簡易体外受精の病院を探し出し、仕事の都合をつけながら何とか通いました。ただ「簡易」といっても排卵誘発剤を使わないだけで体外受精には変わりなく、毎周期採卵と移植を行うので肉体的にも苦痛を伴いますし、受精卵が育たなかったり、着床しないときや良い卵がない時ばかりで、先生から告知されるたびに目の前が真っ白になるほどのショックを受けました。
結局7回ほどチャレンジしましたが、待合室で涙することも多々あり、徐々に精神的に追い込まれ、通院しなくなってしまいました。 周囲の人の「子供は作らないの?」との無神経な言葉かけが腹立たしく、小さい子供連れの母親を見るたびに羨ましく思い、我が子を虐待するニュースを見ると、子供を授からない自分との不条理に涙が出ました。
不妊治療費も全額自己負担で、収入制限のため市町村の助成も利用できず、一体いくらかかってしまうのか、ゴールはあるのか。先がまったく見えない治療にギャンブルのようにお金をつぎ込んでいいのか・・・ そんな思考の自分が醜く思われ、治療のつらさを主人に当たってしまうこともありました。現在通院中の方々も経験されているかも知れませんが、今思い出してもこみ上げる思いがあります。そんなことをしているうちに5年の月日が経ってしまい、35歳を目前にし、最後の砦としてようやく貴院に通院する決意をしました。
これで授からなかったら治療はあきらめて、夫婦二人の人生か、養子をもらおうと主人と決めました。貴院での診察はは毎回先生が違うこともあり、今までの病院遍歴で疑心的な私は不安いっぱいでした。ただ、治療方針は一貫しており、先生方は質問には丁寧に答えてくださって懐疑心は幾分和らぐことができました。半年の通院で、幸いなことに2回目の胚移植で妊娠の陽性反応を頂くことができました!!
結果論ですが、初めから貴院で治療を始めていれば、時間とお金の節約になったと思います。高い勉強代でした・・。昨年の12月に無事女児を出産でき、本当に感謝しております。
現在、娘も3か月目前となりましたが、浅田先生がおっしゃったように出産がゴールではなくスタートだということがようやく身にしみて感じられるようになりました。出産の痛みに丸2日耐えたあと、休みなく昼夜を問わない育児が始まり、治療以上に大変です。若い、体力のあるうちに産んでおけば良かったと感じております。
長文になりましたが、浅田先生をはじめとする医師の皆様、チーム浅田のスタッフの皆様、本当にありがとうございました。看護師の方、公私とも相談させて頂き感謝しております。 凍結胚がありますので、またお迎えに行く予定です。 今後ともよろしくお願いします。
育児で大変なことがありつつも幸せな悩み、と日々を過ごしています。思えばここまで長い道のりでした。27歳で結婚し、私が四人兄弟ということもあり、母のように私もすぐに妊娠すると安易に考えていました。夫婦2人の生活も楽しく、仕事もやりがいがあり、子供はあとでいいや、なんて安易に感えていましたが、2年過ぎた頃に少し不安になり、近くの産婦人科で見てもらうことにしました。昔から評判の良いところで、運動精子が若干少ない以外特に検査で悪いところもなく、タイミング法から人工授精へと順々にステップアップしていきました。しかし、年齢も適齢なのに7回の人工授精でも授からなく、生理が来たときの度重なる落胆で徐々に精神的に追い込まれて行き、医院が閉鎖するのを機会にしばらく治療は休むことにしました。
その間、貴院を含め説明会に行ったりしましたが、当時貴院は名古屋院開設前で患者さんが込み合っている状況で予約が取れず、仕事と両立させようと考える私には門前払いの状況で、高額の治療費のことを思うと、正直敷居が高くて無理な状況でした。それでも体外受精は最後の砦のような気がして、簡易体外受精の病院を探し出し、仕事の都合をつけながら何とか通いました。ただ「簡易」といっても排卵誘発剤を使わないだけで体外受精には変わりなく、毎周期採卵と移植を行うので肉体的にも苦痛を伴いますし、受精卵が育たなかったり、着床しないときや良い卵がない時ばかりで、先生から告知されるたびに目の前が真っ白になるほどのショックを受けました。
結局7回ほどチャレンジしましたが、待合室で涙することも多々あり、徐々に精神的に追い込まれ、通院しなくなってしまいました。 周囲の人の「子供は作らないの?」との無神経な言葉かけが腹立たしく、小さい子供連れの母親を見るたびに羨ましく思い、我が子を虐待するニュースを見ると、子供を授からない自分との不条理に涙が出ました。
不妊治療費も全額自己負担で、収入制限のため市町村の助成も利用できず、一体いくらかかってしまうのか、ゴールはあるのか。先がまったく見えない治療にギャンブルのようにお金をつぎ込んでいいのか・・・ そんな思考の自分が醜く思われ、治療のつらさを主人に当たってしまうこともありました。現在通院中の方々も経験されているかも知れませんが、今思い出してもこみ上げる思いがあります。そんなことをしているうちに5年の月日が経ってしまい、35歳を目前にし、最後の砦としてようやく貴院に通院する決意をしました。
これで授からなかったら治療はあきらめて、夫婦二人の人生か、養子をもらおうと主人と決めました。貴院での診察はは毎回先生が違うこともあり、今までの病院遍歴で疑心的な私は不安いっぱいでした。ただ、治療方針は一貫しており、先生方は質問には丁寧に答えてくださって懐疑心は幾分和らぐことができました。半年の通院で、幸いなことに2回目の胚移植で妊娠の陽性反応を頂くことができました!!
結果論ですが、初めから貴院で治療を始めていれば、時間とお金の節約になったと思います。高い勉強代でした・・。昨年の12月に無事女児を出産でき、本当に感謝しております。
現在、娘も3か月目前となりましたが、浅田先生がおっしゃったように出産がゴールではなくスタートだということがようやく身にしみて感じられるようになりました。出産の痛みに丸2日耐えたあと、休みなく昼夜を問わない育児が始まり、治療以上に大変です。若い、体力のあるうちに産んでおけば良かったと感じております。
長文になりましたが、浅田先生をはじめとする医師の皆様、チーム浅田のスタッフの皆様、本当にありがとうございました。看護師の方、公私とも相談させて頂き感謝しております。 凍結胚がありますので、またお迎えに行く予定です。 今後ともよろしくお願いします。

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