患者さまからのお手紙
2012年10月に出産された患者さまから
掲載日:2013年5月17日
顕微受精、二回目の移植で40才で妊娠、誕生日を挟んで41才で子供を出産することができました。
こちらの病院に通い始めて約9カ月で卒業させていただくことができました。私は妊娠判定はでるものの化学流産や繋留流産でなかなか子供を授かることができませんでした。それでも第一子は4回目の自然妊娠で37才の時に出産することができたのですが、やはり二人目が同じように妊娠が継続できず、なかなか授かることができませんでした。そんなときにこちらの病院で通院していなくてもAMH値を調べてもらえることを知り、検査してもらうとかなり低い値であることが判明しました。そのため私に残された時間が少ないことを知ってこちらの病院に通院することにしました。
最初の診察で先生から体外受精でなくても妊娠できる可能性もあることをお話していただきましたが、これまで妊娠しても継続しないこと(もう卵子に力がなかったのだと思います)、残り時間も少ないことから最初から体外受精をお願いしました。私はフルタイムで仕事をしており、上の子を保育園に預けての通院でしたが、自己注射を指導していただいてなるべく通院しなくてもよい方法をとりました。
ただ採卵や移植のときなどはどうしても仕事と折り合いをつけなくてはなりませんでしたが、その時だけは治療を優先しました。やはり人間も動物だから体のことはその時でなくてはできないことがあると痛感したのです。人間も動物という事実は治療の間、なんども頭の中に浮かびました。科学でもどうしようもないこともあるのだと。でもあとから後悔しないように今できることを期間を決めて頑張ってみようと決めたのです。
こちらの病院では治療に関してたくさんの資料がいただけたりe-learningで勉強できるので、これまで疑問に思っていたこともほとんど解決することができました。他の病院に通ったこともあったのですが、ここまできちんと説明してくれたことはありませんでした。ネットで不確かな情報に振り回されることもなく、逆にこれだけやっても授からなければあきらめることができる、と吹っ切れて明るい気持ちで治療を続けることができました。移植直前に風邪にかかって不安になり、電話をかけた時も親切に対応してくださったりして安心して治療を続けることができました。
今、授けていただいた子供を家族みんなで取り囲んで、本当に幸せです。私は幸いに短期間の治療で子供に会うことができました。妊娠判定が出ても駄目になるたびに妊娠が出産までつながらない私が子供を持とうとすることは、子供にもつらい思いをさせているのではないかと悩んだこともありますが、生まれてきた子供を見るとすべてがこの子たちにつながっているように思います。精一杯、愛情深く育てていきます。治療を頑張っている方の励みになればと思い、私が治療で感じたことを書かせていただきました。 皆さんの願いが叶いますようにお祈りさせていただきます。お世話になった先生方、病院のスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。
こちらの病院に通い始めて約9カ月で卒業させていただくことができました。私は妊娠判定はでるものの化学流産や繋留流産でなかなか子供を授かることができませんでした。それでも第一子は4回目の自然妊娠で37才の時に出産することができたのですが、やはり二人目が同じように妊娠が継続できず、なかなか授かることができませんでした。そんなときにこちらの病院で通院していなくてもAMH値を調べてもらえることを知り、検査してもらうとかなり低い値であることが判明しました。そのため私に残された時間が少ないことを知ってこちらの病院に通院することにしました。
最初の診察で先生から体外受精でなくても妊娠できる可能性もあることをお話していただきましたが、これまで妊娠しても継続しないこと(もう卵子に力がなかったのだと思います)、残り時間も少ないことから最初から体外受精をお願いしました。私はフルタイムで仕事をしており、上の子を保育園に預けての通院でしたが、自己注射を指導していただいてなるべく通院しなくてもよい方法をとりました。
ただ採卵や移植のときなどはどうしても仕事と折り合いをつけなくてはなりませんでしたが、その時だけは治療を優先しました。やはり人間も動物だから体のことはその時でなくてはできないことがあると痛感したのです。人間も動物という事実は治療の間、なんども頭の中に浮かびました。科学でもどうしようもないこともあるのだと。でもあとから後悔しないように今できることを期間を決めて頑張ってみようと決めたのです。
こちらの病院では治療に関してたくさんの資料がいただけたりe-learningで勉強できるので、これまで疑問に思っていたこともほとんど解決することができました。他の病院に通ったこともあったのですが、ここまできちんと説明してくれたことはありませんでした。ネットで不確かな情報に振り回されることもなく、逆にこれだけやっても授からなければあきらめることができる、と吹っ切れて明るい気持ちで治療を続けることができました。移植直前に風邪にかかって不安になり、電話をかけた時も親切に対応してくださったりして安心して治療を続けることができました。
今、授けていただいた子供を家族みんなで取り囲んで、本当に幸せです。私は幸いに短期間の治療で子供に会うことができました。妊娠判定が出ても駄目になるたびに妊娠が出産までつながらない私が子供を持とうとすることは、子供にもつらい思いをさせているのではないかと悩んだこともありますが、生まれてきた子供を見るとすべてがこの子たちにつながっているように思います。精一杯、愛情深く育てていきます。治療を頑張っている方の励みになればと思い、私が治療で感じたことを書かせていただきました。 皆さんの願いが叶いますようにお祈りさせていただきます。お世話になった先生方、病院のスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。

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