患者さまからのお手紙

2012年11月に出産された患者さまから

掲載日:2013年4月19日
先生方、看護師の皆さま、大変お世話になりありがとうございました。私自身、治療中に多くの経験者の方のメッセージに励まされましたので、私の経験がどなたかを勇気づけることができればと思います。
 結婚が34歳でしたので、すぐに地元の産婦人科へ妊娠することへの不具合がないかを検査に行きました。結果は悪いものではなく(年齢的なホルモン値の低下は多少見られたものの)、安心しておりました。
 しかし、その後も1年以上、妊娠に至ることはなく、インターネットで浅田LCの存在を知り、すぐに浅田先生の説明会に出席し、詳しい検査に進みました。そこでAMHの数値が年齢平均より相当低いことが判明し、帰りの電車で涙が止まらなかったことをよく覚えております。
 しかし、悲しんでいても、子供を授かる訳でもなく、先生方のご意見を参考に、人工授精からスタートしました。このころ、チョコレート嚢腫が見つかり、妊娠は更に困難なものであると痛感し、また、追い打ちをかけるように周囲にはおめでたの話題があふれ、結婚2周年をとても苦しい気持ちで迎えておりました。
 2回の人工授精で結果はでず、AMHの数値や嚢腫のこともあり、体外受精へのステップアップに抵抗はありませんでした。治療を中断してもAMHの数値がよくなる訳でも嚢腫が小さくなる訳でもなく、状況は悪化する一方でしたので。
 採卵のための自己注射では、手の震えが止まらなかったことも、よく覚えています。運よく2回の採卵から4つの受精卵を授かることができ、初めての通院から約半年後に移植をしました。卵のグレードも良かったため、妊娠判定検査の日は、期待をしていたのも確かです。が、結果は陰性。初めて、クリニックで涙をこらえることができませんでした。
 2回目の移植で、陽性となるまでは、とにかく突き進むしかないといった心境だったと思います。陽性反応の喜びもつかのまで、切迫流産による入院や酷いつわりに悩まされましたが、今、1か月になる娘をこの腕に抱く事ができました。
 あまり悩む事無く、がむしゃらに治療を進めた私の経験ですが、浅田LCとの出会いに感謝の気持ちでいっぱいです。まだ、2つの受精卵をお預けしておりますので、一日も早く迎えに行きたいと思っております。
 治療中の皆さん、自分の体に対し、無力な自分に悲しんだり、結果に涙することもあると思いますが、諦めずに、納得するまで頑張ってください。一人でも多くの同士の方の妊娠を心よりお祈りしております。
 いつも大変込み合っている浅田LCですが、患者さんをお待たせしないよう努力されているスタッフの皆さんの姿に待ち時間への不快感は解消されます。お忙しい中、いつも親切なご対応をありがとうございます。
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