患者さまからのお手紙
2012年8月に出産された患者さまから
掲載日:2013年3月 8日
治療中は出口の見えない長いトンネルにいるようで辛いこともたくさんありましたが、今振り返るとあの頑張りは私の人生でとても意味のあるものでした。
私が心がけていたのは、・友達の妊娠・出産は心から祝福する。・クヨクヨ悩まず、今の生活をエンジョイする。・不妊治療に専念する期間をとりあえず決める。の三点です。
他院で治療しても原因不明不妊で結果が出ずこちらへ転院。初回の検査で抗精子抗体を持っているのが判明し、「自然妊娠は難しい」と言われた時はショックと言うよりも、理由が分かってホッとした気持ちの方が大きかったです。そこからは先生を信じて、他の事はあまり考えませんでした。
二回の採卵を経て三回目の移植で妊娠し出産。そしてそこから二年後、残っていた凍結卵にて二回の移植を経て二人目を無事に出産しました。あの時転院して良かったと心から思っています。
これから育児等で大変なことがあっても、この不妊治療の期間の大変さとは比べ物になりません。私自身とても強くなれました。
浅田先生、羽柴先生、もういらっしゃいませんが佐野先生、本当にお世話になりました。

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