患者さまからのお手紙

2011年2月に出産された患者さまから

掲載日:2012年12月 7日
浅田先生、羽柴先生、佐野先生、浅田レディースクリニックのスタッフの皆様、ご無沙汰しております。通院中は大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
 報告が遅くなりまして、申し訳ございません。2011年2月、元気な男の子を出産いたしました。全前置胎盤のため、何カ月も入院し、帝王切開での出産となりましたが、無事に元気な赤ちゃんを抱きしめることができました。私は23歳の時に子宮内膜症になり、卵巣の手術をしました。子供ができにくい体質と告げられ、結婚が決まったらすぐに治療をしたほうが良いと、主治医の先生に浅田先生を紹介していただきました。
 35歳で初診説明会に参加した時、自分はもう間に合わないのかもしれないと落ち込みました。それでも後悔をしたくないと思い、タイミング、人工授精を経て、顕微授精に進みました。私は卵巣の手術を三回もしていたため、卵子がなかなか採れず、初回は1つだけ、しかも授精しませんでした。採卵を何度も繰り返しましたが、採卵で採れる数は毎回1~3個なので、サンビーマーも何度も通い、身体に良いということをできる限りしました。3回目の移植の時、初めて陽性反応が出ましたが、うまく育たず流産となりました。とても悲しくて、辛いことでしたが、どうしても赤ちゃんに会いたいという思いで、治療を続けました。
 6回目の胚移植で再び陽性反応が出て、とうとう妊娠することができました。途中、心身ともに疲れてしまって、治療をお休みしようかと悩んだ時もありましたが、先生方に励ましていただき、看護士さんやスタッフの皆さんに優しくしていただき、主人や家族に支えられ、なんとか続けることができました。辛くて悲しくて泣き続けた日々も、浅田レディースクリニックだったからこそ、耐えられたと思います。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
 一歳五カ月になった息子は、とことこと歩くようになり、ますます目が離せなくなってきました。子育ては休む暇はなく、悩んだり落ち込んだりもしますが、我が子を抱きしめる度に幸せを噛みしめて、諦めないで良かった、産まれて来てくれて本当にありがとう と心から思うのです。もう少ししたら、第二子もお世話になりたいと思っていますので、またよろしくお願いいたします。
 今、治療されている方、とても辛いと思いますが、先生やスタッフの皆さんを信じて、どうかあきらめないでくださいね。皆さんのところに赤ちゃんが授かりますように、祈っています。
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