患者さまからのお手紙

2011年9月に出産された患者さまから

掲載日:2012年3月30日
46歳で我が子を授かることができました。
 睡眠不足で身体が辛かったり、慣れない育児に不安になったり、慌ただしい毎日ですが、我が子のオッパイを一生懸命吸う顔や胸元でスヤスヤと眠る顔、何を見ても癒される幸せな時間をいただきました。
 43歳で結婚して、安易に子供が欲しいと願い、縁あって浅田レディースクリニックを紹介していただき、すぐに不妊治療をスタートさせました。
 最初は、自分の身体のことをわかっていながらも、妊娠は出来るだろうと甘い考えでいただけに、浅田先生から卵の話、私の年齢や長く子宮内膜症を患ってきたゆえの子宮環境の悪さなどから早く体外受精をした方がいいと、現実をつきつけられ、泣きべそをかいたのを覚えています。
 でも、その現実を受け入れ、真正面から不妊治療に向き合えたこと、また、もし授からなかった時には主人と二人の生活を楽しもうという選択肢も頭に描けていたことで、自分を追い込むことなく、頑張ってこれたのだと思っています。自然妊娠ではないことに最初は主人も抵抗感がありましたが、私自身の身体の状態、年齢、そして、赤ちゃんが欲しいという夢を考え、その夢を叶えるために体外受精という手段を選ぶことに納得してくれました。
 こうして我が子を授かり、胸に抱く主人も幸せいっぱいの顔をしています。笑われるかもしれませんが、今回の妊娠の体外受精で胚盤胞を子宮に移植する時に、エコーの映像の中で、胚盤胞がキラッと光ったんです。その時からこの子は、僕は大丈夫!とサインを出してくれていたように思えます。いろんな不安を抱えながらも、いつもその光を信じてきました。
 不妊治療を経て赤ちゃんを授かったことは、人生の中で大きな経験になりました。そして、これから育児を通して私たちもどう成長していけるかも楽しみです。
 一方で、46歳で出産できたことで、高齢でも出産ができると希望を持たれる方も多いと思いますが、実際に妊娠、出産してみて、やはりハイリスクだと実感致しました。切迫流早産で出産まで4か月の入院、そして妊娠高血圧症候群となり、危険な状態になるギリギリのところで帝王切開となりました。
 34週と3日目でした。ここに至るまでも辛い経験もしています。浅田先生がおっしゃられるとおり、卵の数、質、また、母体が健全であることから考えれば、妊娠・出産は早いにこしたことはないです。浅田レディースクリニックに出会われた方々にはチャンスがあります。ぜひ、夢を抱くたくさんの方に赤ちゃんと出会える喜びを感じていただきたいと思います。
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