患者さまからのお手紙

2011年10月に出産された患者さまから1

掲載日:2012年3月30日
2011年10月に女の子を帝王切開で出産しました。
 浅田さんで採卵1回、移植2回で授けていただいた女の子です。採卵1回ですが、排卵誘発は2回。排卵誘発剤をずっとし、採卵の手術の前で排卵してしまい涙をのんだこともありました。主人も精子回収オペを受け夫婦ともに痛みを分け合い産まれてきました。
 昨年11月に初めて移植した時は評価もいい卵ちゃんだったのに流れてしまい涙しました。見えないトンネルに入ったようでお正月も暗くなりました。気を取り直して1月に移植をしたところ無事に着床してくれたので今こうして赤ちゃんを抱っこする幸せをかみしめております。
 当初から勝川クリニックに通い、途中で名古屋のクリニックができた影響でとてもバタバタした印象はありました。院長先生も説明会でお会いしたきり一度も診察ではお目にかかることもなく卒業してしまいましたが、看護師さんをはじめ、佐野先生や胚培養士さんなどの素晴らしいスタッフさんのおかげでストレスなく安心して通うことができたと思います。
 私は福祉施設に勤務する生活支援員で不規則勤務を縫うようにスケジュールを組み名古屋高速を使い片道55キロの道を毎回通うことが何よりも大変でしたが、職場にもカミングアウトし、勤務シフトなども応援してもらえることができ精神的にも楽になりました。
 妊娠中も不正出血などで仕事も控えることもあったり、40週超えてもなかなか産まれてこず世の中に許されている陣痛促進剤の3種類すべて試し、子宮口がひらかず最後には緊急帝王切開となってしまいましたが、産声を聞いた時はうれしくて号泣しました。
 迷っている方がいたらぜひ不規則勤務でも通院して授かった人がいることを知ってほしいと思います。仕事はできるなら続けたほうが治療はできる。しかし、辞めようかと思う前にカミングアウトして治療に専念してみてくださいと言いたいです。。。
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