患者さまからのお手紙

2011年7月に出産された患者さまから1

掲載日:2012年1月 6日
浅田先生、羽柴先生、佐野先生、看護婦の皆様、スタッフの皆様、その節は大変お世話になり、有難うございました。
 出産前後のめまぐるしさで、お礼が遅くなり、申し訳ありません。
 私が妊娠できたのは38歳、浅田LCに通い始めてから10か月、採卵2回、移植3回目でした。ちょうどその1年前には初診説明会の予約を取ろうとパソコンの前で必至になっていたことを思い出し、信じられないような気持ちでした。
 こちらで10か月といえば短い方かもしれませんが、私にとってはとても長く感じられました。岐阜から通っていましたので、通院に片道1時間半かかりましたし、治療費用も大きな負担でした。
 何より辛かったのは1回目の採卵の結果が良くなかったことです。私はショート法で30個程採卵できたのですが、胚盤胞まで育ったのは2個、ランクも良くありませんでした。体外受精(私達の場合は顕微)は最後の砦で、体外に進みさえすれば妊娠はできるだろうと頭のどこかで考えていたので、ほとんどの受精卵が育たなかったと分った時にはかなりのショックで、頭が真っ白になりました。2個とも着床しませんでした。
 少しの間、焦ったり迷ったりしましたが、結局腹をくくりました。もしかしたら妊娠は無理かもしれないと。でも、説明会での浅田先生の話を聞いて、実際に浅田LCに通ってみて、ここ以上の治療は他では望めないし、ここで無理なら妊娠を諦めようと思いました。
 費用を考えると、私たち夫婦の場合は期限は1年半、それまでできる事は精一杯やって、それでも無理だったら諦めようと思いました。そうやって決心して前向きに治療に臨めたのは、浅田LCを心から信頼できたからだと思います。
 私の不妊治療歴は5年で、浅田LCは4件目の病院でした。他の病院では、妊婦さんに囲まれて「何故私だけできないの?」と妊婦さんをうらめしく思ったり、医師の一言に傷ついては病院のトイレで声を殺して泣きました
 。初めて人工授精を受けた時は、専用の待合室で机に突っ伏して声を上げて泣きました。ですが、浅田LCに通い始めてからは、先生、看護士さん、スタッフの方々の対応に本当に心が癒されましたし、また同じ悩みを抱えた方がこんなにいる事を知り、焦りや不安が少なくなったように思います。
 2回目の採卵前には、Lカルニチンを飲み、サンビーマーを3か月間レンタルして毎日やりました。それが良かったのかどうか分かりませんが、(個人的には効果があったように思っています)胚盤胞まで育ったのは1個でしたが、そのたった1個で妊娠、出産まで至りました。
 妊娠期間は年齢の割に大きな問題はなく、順調でした。娘も今のところ順調に育ってくれています。
 こうやって浅田LCに手紙を書くまでは、顕微授精で授かった事をすっかり忘れてしまっていた程、普通の妊娠出産となんら変わりなく、娘を見ていると、あの受精卵がこうなったのかと不思議に思うくらいです。
 本当に浅田LCと出会えて良かったと思います。感謝の気持ちでいっぱいです。先生、看護士、スタッフの皆様方におかれましては、ぜひお元気で、今後もたくさんのこうのとりを運んで頂けたら・・・と思います。
 ありがとうございました。また二人目もよろしくお願いいたします。
レター

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