患者さまからのお手紙

2010年3月に出産された患者さまから2

掲載日:2010年12月17日
 私は27歳で結婚して、28歳で不妊治療(排卵誘発)の時にチョコレート?腫と診断され、30歳で腹腔鏡手術をしました。その手術した病院からの紹介で浅田にお世話になりました。しかし、主人は元々子供が苦手で、妊娠は自然に任せてという考えでした。
 周囲で不妊治療をした人は、「治療がストレスになって出来ず、諦めて治療をやめたら出来た人が多いよ。だからそんな治療ははじめからやめた方がいいよ。」と言って反対されました。
 私はまず、浅田先生の本を読んで内膜症だけが不妊の原因ではないかもしれないことや、今までの病院の検査で「異常なし」とされた検査があまり意味を持たないこと、年齢的に早くステップアップが必要だということを知りました。主人に本の内容を説明し、私はどうしても治療がしたいと話しました。そして話し合ううちに主人は、私が元々妊娠しにくいと言われていたので、子供を欲しがる様な態度はしないようにしていた、不妊治療をして子供が出来なかった知人を見て、同じ思いをさせたくなかった、と打ち明けてくれました。そしてようやく治療を始めることができました。
 これまで他のクリニック2ヶ所で不妊治療をしてきましたので、すぐに体外受精することにしました。採卵までホルモン注射に通うのは大変でしたが、病院のスタッフさんは明るく丁寧で、痛みも少なく苦ではなかったです。採卵も眠っている間に終わってしまい、少しお腹が重い感覚がありましたが、それよりトイレを我慢する方が大変でした。卵は9個採れ(普通より少ない)、先生が受精率を上げるため顕微授精にしましょう、とのことで5個の受精卵が育ちました。グレードのいい卵から戻しましたが、なかなか妊娠しません。でも要は卵の質!!私が頑張っても仕方ない、と気楽に過ごしました。そして最後の1個、これは自然周期で戻すことにしました。
 判定日の朝から出血があり「もうダメなんだ」とさすがに気落ちして病院へ・・・ところが浅田先生から「陽性反応が出てるね」と検査ステックを渡されました。初めてみた2本ライン(今でも記念にとってあります)涙がじわんとこみ上げてきました。家に着くと主人が(ダメだと思って)気を遣って出迎えてくれ、「パパになれそうよ」と言うと「信じられない」といわれ、意見が合わず話し合いは大変だったけど、頑張ってきてよかったと思いました。浅田先生を信じて諦めなくて本当によかったです。
レター

患者さまからのお便り一覧