本質を知って早く目的地へ
本質を知って早く目的地へ
現在、不妊症ともいわれる人は10人に1人ともいわれています。一説によれば、そのうちタイミング療法や排卵誘発剤など、"一般不妊治療"といわれる治療で妊娠できる人は4割。さらに人工授精や体外受精、顕微授精という"高度生殖医療(ART)"で妊娠できる人が4割いるといわれています。残り2割、残念ながら5人に1人は妊娠できずに終わっています。しかし、この中には、本当は妊娠できたはずの人がかなり含まれているはずです。また、うまく妊娠できた8割の中でも、長い不妊治療で経済的に疲労したり心身が傷ついたり、人間関係がややこしくなったりせずに、もっと早く妊娠できただろうと思われるケースがかなりあります。

そのかわり、そこさえ何とかなれば、つまりみなさんのお腹の中に、まだ卵が残ってさえいれば、ほかのことは医学の力で何とかできます。精子がどうであれ、子宮や卵管に問題があれ、ほとんどのことがクリアできます。妊娠の本質をきちんと理解すれば、より早く目的地に着くための手段を、迷わず選ぶことができるのです。
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