培養室(ラボラトリー)

孵化補助(Assisted hatching:AH)

掲載日:2016年12月16日

前号は胚盤胞の孵化と妊娠・流産率についてご紹介しました。
今月号では当院で行っているAH について詳しくご紹介します。

AHとは

AH は透明帯にレーザーを照射することで孔を開けるレーザー法や先端の鋭利なガラス管で透明帯に直接切り込みを入れて孔を開ける透明帯切開法、酸性溶液を透明帯に吹きかけ透明帯を溶かす酸性タイロード法などの方法があります。
その中で当院ではレーザー法を採用しています。レーザー法を採用している理由は、非常に安全性が高く、更に他の 孵化補助の方法と比べて簡易的かつ迅速にAHを行うことができるためです。
レーザーは透明帯だけに照射するため内側にある細胞質に悪影響を与えることはありません。
AHは開孔と菲薄化(ひはくか)を症例によって使い分けているため、それぞれの違いについてご紹介します。

孵化補助(Assisted hatching:AH)1
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孵化補助(Assisted hatching:AH)2
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まとめ

孵化補助(Assisted hatching:AH)3

当院で行った解析の結果、孵化した状態の胚盤胞を移植したほうが妊娠率が高いことが明らかになっています(季刊誌vol.23参照)。そのため、当院で移植を行う受精卵は、基本的にAHを行っています。今回はAHについてご紹介しましたが、当院ではより良い状態で受精卵を患者さまに移植できるよう、国内外の学会で最新の情報を収集・解析しています。今後も継続して最新の情報を収集し、効果の高い方法を患者さまに還元できるよう改善を続けていきます。


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