培養室(Lab)

国際学会への参加・発表(第30回ヨーロッパ生殖医学会(ESHRE))

掲載日:2014年9月16日

国際学会への参加・発表

6月にドイツで開催された第30回ヨーロッパ生殖医学会(ESHRE)に浅田院長および胚培養士4名、研究員1名が参加しました。
ESHREはアメリカ生殖医学会(ASRM)と並ぶ、世界で最も大きな生殖医療に関する学会の1つです。当院からは、口頭発表を1題とポスター発表を1題の合計2演題の発表を行いました。海外での口頭発表は当院初となりました。私たち胚培養士や院長は、国内外の学会へ積極的に参加することで最先端の技術や知識を習得し、患者さまへ還元したいと考えています。
以下は口頭発表を行った胚培養士の感想です。
ESHRE参加メンバー

学会参加の感想

初めてESHRE(開催国ドイツ;ミュンヘン)に参加しました。口頭発表では、受精卵の成長に合わせて培養の初期と後期で異なる培養液を使用するSequential Mediumと、受精卵自ら必要な栄養素を取り込むという考え方から培養の初期~後期まで1つの培養液を使用するSingle step Mediumという2種類の培養液が受精卵の成長に及ぼす影響について研究結果を報告しました。
発表が行われたメイン会場には、約1000人の方が来場していました。会場人数の多さと初めての英語での発表にとても緊張しましたが、大変貴重な経験となりました。開催期間中には口頭発表の拝聴や勉強会への参加を初め、企業展示の見学を行いました。自分の知らない知識や、分かりやすいスライドの作り方など、勉強になることがたくさんあり、今後より生殖医療について学んでいきたいと感じ、大きな刺激を受けました。

口頭発表の様子

 ミュンヘンの街並みは伝統的な建物が多くあり、景観はとても素晴らしかったです。ワールドカップが開催中でしたので、街の人々が盛り上がっている様子を日本とは違った角度から体感することができ、海外らしい情熱を感じました。ドイツはチーズやソーセージが有名ですが、やはり一番印象的なのはビールでした。ビアホールの食事では、ビールが1Lのジョッキで提供されたことにとても驚きました。国際学会に参加したことで、大変貴重な経験ができ、有意義な時間を過ごすことができました。今回の学会で得られた知識や情報を生かし、患者さまの治療に貢献出来るように努力したいと思います。
ポスター発表
口頭発表の質疑応答と院長


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