培養室(ラボラトリー)

培養3日目受精卵の評価方法

掲載日:2014年9月16日

当院ではISO9001を取得しており、患者さまの満足度向上のためにアンケートをお願いしています。
今号では、培養研究部に関する質問でお寄せいただいた「移植受精卵の評価方法」について回答させていただきます。

分割期胚の評価

培養3日目は、細胞分裂が進んで6~9個の細胞を持つ受精卵となります。
このような形態の受精卵を分割期胚と呼びます。

細胞数・細胞同士の大きさ・フラグメントの程度を総合的に評価し、A~Eの5段階で評価 分割期胚の評価1
分割期胚の評価2

桑実胚の評価

成長の進んだ培養3日目以降の受精卵は、細胞同士が密集して接着(compaction)し始め桑実胚と呼ばれる形態となります。

接着の程度により、ComB,ComC,ComDの3段階で評価 桑実胚の評価1
桑実胚の評価2

実際の評価

評価:8A
    評価:8A
    ①細胞数:8
    ②細胞の均一性:均一
    ③フラグメント:少ない

評価:6D
    評価:6D
    ①細胞数:6
    ②細胞の均一性:不均一
    ③フラグメント:少ない

評価:4E
    評価:4E
    ①細胞数:4
    ②細胞の均一性:不均一
    ③フラグメント:多い

評価:ComB
    評価:ComB
    多くの細胞が接着


評価:ComC
    評価:ComC
    接着し始め


培養3日目では、当院の過去の解析結果を元にして作られた上記基準に従って移植する受精卵を選択します。
しかし、現状として形態(見た目)だけの評価は確実ではなく、形態評価が妊娠率や流産率に与える影響を正確に予測することはできません。そのため、評価に関わらず全ての受精卵は妊娠する可能性を持っています。
私たち胚培養士は、患者さまからお預かりした受精卵が最も良い状態で確実に移植できるように成績の良い培養液や インキュベーターを選択し、培養環境の改善を続けていきたいと考えています。


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