培養室(ラボラトリー)

受精卵の成長 (2)

掲載日:2012年12月20日
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前号では、培養1日目~3日目の受精卵の状態とその評価方法について紹介しました。 今号では、培養5日目以降の受精卵について紹介していきます。

胚盤胞への発育
培養3日目の受精卵は細胞分裂を続けると、やがて細胞同士が密着し結合を始めます。さらに成長を続けると細胞質内部に隙間ができて胞胚腔を形成し初期胚盤胞(図1)となり、胞胚腔が拡大すると胚盤胞(図2)へと成長します。培養5日目には胞胚腔は受精卵全体に広がり、将来、胎児となる内部細胞塊(ICM)と胎盤になる栄養外胚葉(TE)の識別が可能な完全胚盤胞(図3)となります。完全胚盤胞の胞胚腔が拡張すると胚盤胞を包む透明帯は薄くなり拡張胚盤胞(図4)となります。
 さらに胚盤胞の発育が進むと、薄くなった透明帯が破れて胚盤胞は透明帯の外に脱出します。これを孵化(hatching)といい、孵化の途中の胚盤胞を孵化中胚盤胞(図5)、孵化した後の胚盤胞を孵化後胚盤胞(図6)といいます。胚盤胞凍結を予定している患者さまは、図3~6の胚盤胞が対象となります。

胚盤胞の評価
胚盤胞は、胞胚膣の広がりと孵化の程度によって以下のように「1~6段階の評価」 を行います。

 1.初期胚盤胞(Early blastocyst)
 2.胚盤胞(Blastocyst)
 3.完全胚盤胞(Full blastocyst)
 4.拡張胚盤胞(Expanded blastocyst)
 5.孵化中胚盤胞(Hatching blastocyst)
 6.孵化後胚盤胞(Hatched blastocyst)

胚盤胞の内部細胞塊(ICM)と栄養外胚葉(TE)はそれぞれA~Cの3段階の評価を行います。


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