培養室(ラボラトリー)

受精卵の凍結

掲載日:2011年9月27日

なぜ受精卵を凍結するのか?

○1度の採卵で胚移植数回分の受精卵を凍結することができれば採卵による負担を軽減することができます。
○採卵した周期の子宮環境が移植に適さないときには妊娠する可能性が低いため、受精卵を凍結します。そうすることで次周期に子宮環境を整えた状態で移植を行うことができます。
○採卵した周期に移植を行うと卵巣過剰刺激症候群(OHSS)を発症する可能性があります。 しかし、受精卵を凍結し次周期に移植することでOHSSを回避することができます。
○移植に用いなかった余剰胚を培養してできた胚盤胞は、凍結することで胚移植の機会を増やすことができます。

凍結方法について

 受精卵の大部分(約60%)は水分でできており、そのまま凍結すると細胞内で水分が結晶化し体積が大きくなることで細胞に亀裂が生じ壊れてしまいます。凍結保存の技術によってこのような障害が起こらないようにしています。
 当院で行われている凍結方法はガラス化法という方法です。ガラス化法では、受精卵の水分を凍結保護剤と入れ替え、常温から一気に液体窒素の中(-196℃)に浸し凍結を行うため、細胞内で水分が結晶化することなく凍結を行うことができます。
現在、当院で凍結した受精卵を融解した際の生存率は前核期胚で98.8%、胚盤胞で99.7%となっています。

手技の様子

受精卵の凍結

凍結の容器について
 「Top」とは受精卵凍結専用の容器であり、先端にある幅0.8mmのプラスチック状の板に受精卵を載せることができます。Top本体には1本1本バーコードを貼って区別しており、融解時に間違えることがないように管理しています。
 Topを収納するための専用の容器を「ケーン」と呼び、1本のケーンで10本のTopを入れることができます。


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