培養室(ラボラトリー)

データ管理を通じて生命の誕生をサポートする医療情報処理

掲載日:2019年5月 9日

 当院では2009年より患者さまの治療情報や治療実績の管理を専門に扱う医療情報処理というスタッフが胚培養士と共に培養室で働いています。

どうして医療情報処理が必要なの?
治療実績には 採卵件数  移植件数  妊娠率  出生率  etc.   様々な種類のデータがあります。
以前はそれら全てのデータ管理を胚培養士が行っていました。
しかし、年間数千件の治療を行う当院ではデータ数が膨大に増え、 また、どのデータも正確に扱うための知識が必要であることから、 胚培養士が臨床業務と並行して行うことが難しくなりました。

当院の方針ではエビデンス(科学的根拠)に基づいた治療を重要視しているため 正しい治療成績を示し続けることは必須です。

そこで膨大な治療データを早く正確に管理するため、データ管理専門の医療情報処理が患者さまの治療データを管理することになりました。
医療情報処理の仕事の一部をご紹介します
医療情報処理は培養室にいますが、患者さまの卵子・精子・受精卵を直接扱う業務は行っていません。
主に患者さまの情報の入力・集計・分析、凍結管理、学会活動用のデータの集計・発表をしています。

医療情報処理の仕事
医療情報処理がデータを管理し正確な治療成績を出すことが培養業務の改善に繋がっています。
次回は患者さまの情報を管理する専用のシステムであるLabSystemに焦点をあて、培養室がどのように患者さまの 治療データを管理しているかご紹介します!

品川クリニック培養室&KOMOREBI Terrace完成!!

掲載日:2018年10月 2日

2018年5月より浅田レディース品川クリニックが開院いたしました。今号では培養室と、患者さまに直接培養室を ご覧になって頂けるスペースであるKOMOREBI Terraceをご紹介します。 
「ほっとする空間」を目指したラボラトリーエリアでは、患者さまとそこで働くスタッフに快適な空間を提供
ラボラトリーエリアは、「生命を育む森」をデザインコンセプトとした培養室と、 その「生命を育む森」へとつながる「森の小道」をデザインしたKOMOREBI Terraceが 一体となってデザインされています。 
診療エリアから森の小道をデザインしたアプローチを抜けると、 KOMOREBI Terraceから培養室が一望できます。
大きな窓から木漏れ日が降り注ぐラボラトリーエリアでは、最適な培養環境であることはもちろん、 患者さまにもそこで働くスタッフにも「ほっとする空間」を提供します。

KOMOREBI Terrace 「お母さんの体内」に近づけた最先端の培養室は「生命を育む森」をコンセプトにデザイン
培養室内は森の木々や動物をモチーフに生命力を表現。
KOMOREBI Terraceに隣接する一面を 上から下までガラスでフルオープンにすることで、閉鎖的で無機質になりがちな培養室のイメージを180度変える、 開放的で有機的な空間をデザインしました。

KOMOREBI Terrace2 明るく開放的な培養室
本来、培養室は卵子や受精卵に有害な紫外線や赤外線を排除するため、閉じられた空間につくられます。
当院の培養室では、外光による影響をなくすため、二重サッシのガラスにより紫外線や赤外線をカットしました。
温度・湿度も培養室内で完全にコントロールすることで、胚培養に最適な環境を保ちつつ、明るく開放的な培養室を実現しました。

KOMOREBI Terrace3 壁や天井に装飾を施していますが、すべての建築素材は卵子や受精卵に優しいVOC(揮発性有機化合物)ゼロ塗料を使用しています。



安心・安全を追求した当院の培養室

掲載日:2018年3月14日

患者さまが培養室を信頼し安心していただけるように、今号では胚培養士、培養室についてご紹介します。

胚培養士とは?
私たち胚培養士は、一般不妊治療においては人工授精の精子処理、 高度生殖医療では体外受精に関する全ての業務を担当します。

採取してきた卵胞液から卵子を回収する〔採卵
体外受精に用いる精子を調整する〔精子処理
採卵してきた卵子と処理を行った精子を受精させる為の〔受精操作
胚の成長を確認する為の〔観察〕 胚を保管する為の〔凍結融解
胚を体内に戻す為の〔胚移植介助〕などを行っています。

培養室とは?
培養室は患者さまの受精卵をお預かりする場所です。
本来ならば体内で発育する受精卵の為に、培養室の環境を出来る限り「お母さんの体内」へ近づけ、 受精卵にとって良い環境を作ることに我々はこだわっています。特にこだわった空調・光について説明します。
受精卵を培養するインキュベーターについては季刊誌vol.9をご覧ください。

空調
空調は層流方式を採用しています。
層流方式というのは、天井に開いている無数の穴から空気が垂直に降り注ぎ、 床に開いている穴へ吸い込まれ、HEPAフィルターと いう特殊なフィルターを通り浄化された空気がまた天井から降り注ぐという仕組みになります。
この空調はクリーン度の高い施設で採用されていることから、 培養室のクリーン度を保つためにこの空調を使用しています。
培養室のクリーン度を保つために

培養室の照明はLEDを使用しています。
LEDは受精卵にとって良くない紫外線・赤外線を出しません。 顕微鏡の光源もすべて LEDを使用しています。
LEDは受精卵にとって良くない紫外線・赤外線を出しません
胚培養士は患者さまとの接点は少ないですが、生命の誕生に関わっている事を意識し、 責任を持ち、常に最善の方法が患者さまに提供できるように前進していきます。

妊娠・出産は山を越えること(シティリビングセミナー)

掲載日:2017年9月12日

前号に引き続きシティリビングセミナーで培養研究部が行ったミニセミナーの内容をご紹介します。 前号(Vol.26)も是非ご覧下さい。

シティリビングセミナー2-1

出産までの流れ
① 卵子:卵巣内の卵子が成熟すると排卵されます
② 受精:排卵された卵子は卵管内で精子と出会い受精します
③ 分割:受精した卵子は成長します
④ 着床:子宮内に着床します
⑤ 出産:着床した受精卵が赤ちゃんとなり出産にいたります

出産にはこの5つの山があります

① 卵子:卵巣内に卵子があるかどうか?
シティリビングセミナー2-2
<卵巣内の卵子の個数>
胎児期 : 約700万個
       (この時期に一生分の卵子が作られます)
出生時 : 約200万個
初経時 : 約 30万個

卵子は増えることなく減少していきます
② 受精:正常に受精するかどうか?
・卵子,精子に受精する力がある
・卵子,精子が通る道(卵管)が塞がっていない
③ 分割:受精卵が育つかどうか?
受精しても成長(分割)がうまくいかないことがあります
受精卵(胚)が適切な時期に適切な成長過程を経る必要があります
④ 着床:子宮内膜に着床するかどうか?
受精卵が子宮に留まれるよう環境(子宮内膜)を整える必要があります
⑤ 出産:赤ちゃんまで育つかどうか?
着床しても染色体異常等の様々な要因で流産することがあります

不妊治療では・・・

シティリビングセミナー2-3 何らかの原因で
これらの山を自然に越えられない場合、
不妊治療は山を超えるお手伝いをしています


約1300人の患者さまが当院のお手伝いにより卒業(妊娠し転院)されています。(2016年勝川クリニック、名古屋駅前クリニック)
一緒に山を越えていきましょう。

不妊とは(シティリビングミニセミナー)

掲載日:2017年7月19日

 4月2日にシティリビング(情報サイト)のセミナー「第5回女性のカラダ 妊娠・出産スタートday」が開催されました。このセミナーは当院が特別協賛しているセミナーであり、浅田院長も講演されました。
培養研究部からは妊娠の仕組みや不妊治療全般のこと、当院のオリジナリティを発信することで、妊娠や不妊治療に対する意識を持ち、病院選びのきっかけとしていただくことを目的に「生命の神秘を知るミニセミナー」を開催しました。
シティリビングセミナー

ミニセミナー内容
・不妊とは
・出産とは山を越えること
・当院の培養室の紹介
・世界で初めて体外受精で生まれた女性、
 体外受精で妊娠・出産された方の紹介

ミニセミナーの内容から「不妊とは」についてご紹介いたします。

まず、"不妊"とはどういうことでしょうか

妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間※妊娠しないこと

※「一定期間」については「1年というのが一般的である」と定義されています

女性のカラダの"妊娠適齢期"はいつでしょうか

結婚適齢期という言葉はよく聞くと思いますが、実は妊娠適齢期という言葉があります。
Q:この年齢は何歳くらいだと思いますか?
  A:妊娠適齢期は22歳です

年齢別の妊娠のしやすさ このグラフは22歳をピークに年齢が高くなるほど妊娠しにくくなっていくことが分かります。
このグラフに厚労省の調査による女性の平均初婚年齢は、1989年(平成元年)は平均初婚年齢は25.8歳でした。
しかし、現在では29.4歳となっており、昔に比べ妊娠しやすさのピークにある22歳からどんどん初婚年齢が遠ざかっています。
女性の社会進出により結婚適齢期は上がっています。しかし、妊娠適齢期は今も昔も変わっていません。晩婚化により子供を持とうとする年齢が高くなっています。

よく耳にする、結婚適齢期と妊娠適齢期は同じではありません

年次別 治療周期数 近年晩婚化が進み不妊治療を受ける夫婦は増えています。

不妊に悩むカップルは6組に1組と言われています

年次別 不妊治療による出生児数 不妊治療によって生まれる子どもの数も増えています。
厚生労働省の調査によると2014年の出生児数は100万3539人。
そのうち不妊治療による出生児は4万7322人。

約20人に1人は不妊治療によって生まれていることになります

年齢別 妊娠率と流産率

不妊治療を受けたら誰でも妊娠できるのでしょうか?

当院で治療を受けている患者様は30歳以下で治療を始めた方が2割、30代前半で治療を始めた方が3割を超えています。

不妊治療しても加齢により、妊娠率は低くなり、流産率は上がります。不妊に悩む方は早期に治療を開始することが大切です。

説明の様子


防災訓練(停電)

掲載日:2017年3月22日
当院では年に2回防災訓練を行っています。しかしながら、災害に備える事はいくら実施しても足りないと感じています。そこで、培養研究部ではクリニック全体での訓練とは別に、停電を想定した訓練を勝川・名古屋同時に行いました。
今号はその停電を想定した防災訓練の様子をご紹介します。

就業時間内に停電が発生した想定の訓練

①ミーティングを行い停電時の対応の流れを確認しました。 当院では災害により大規模な停電が発生した場合には 培養している全ての受精卵を凍結する方針を決めています。

②停電が発生し、自動でバッテリー電源に切り替わったと想定しました。 培養室には非常用のバッテリー電源を備え付けています。
停電時は瞬時に通常の電源からバッテリー電源に切り替わります。
そのため受精卵を培養しているインキュベーターは停電が起きても培養環境を維持することが可能です。
また、培養室内には複数の非常灯を備え付けており、停電時完全に照明が落ちることはありません。

③停電時の培養室の照明は通常時よりも薄暗くなることを想定し、照明を弱めて作業を行いました。懐中電灯やクリーンベンチのライトを使用することで手元を見やすくし、確実に確認できるように対応しました。 通常と異なる環境でも、安全に対応できるようシミュレーションを行いました。

④勝川と名古屋で連絡を取り合い反省点・改善点を共有して訓練は終了しました。

防災訓練(停電)1 防災訓練(停電)2 防災訓練(停電)3

就業時間外に停電が発生した場合
就業時間外に停電した場合、培養室には誰もいない状態です。
停電時に胚培養士が連絡共有システムを用いて連絡を取り合い、 培養室に向かい対応します。

防災訓練を実施した胚培養士は、「災害時の対応を知っていても実際に動いて 対応することの難しさを実感しました。また、今回の訓練を行ったことで理解が深まったため停電が発生しても速やかに行動へ移れると感じました。」という感想でした。
今回の訓練を経て、災害による停電などの緊急時の対応をスタッフ全員が把握し備えることが出来ました。

培養室ではお預かりしている受精卵に悪影響がないように、停電対策以外にもさまざまな防災対策を行っています。
ご安心して培養室に受精卵をお預けください。


見学ルームのアンケート結果より

掲載日:2013年9月21日

当院の胚培養士は「若い」のか?

見学室から見た培養室  当院の培養室は「患者さまから見える培養室」をコンセプトに設計されました。その理由は、患者さまにどのような場所で精子や受精卵が扱われ、どのような胚培養士が治療に携わっているかを見て、知っていただくことで、安心して治療に臨んでいただきたいと考えたからです。そのため、名古屋クリニックをオープンさせた時には日本で初めて、培養室の一部をガラス張りにした「培養室見学スペース」を設けました。
 患者さまが説明会を受けていただく前に、希望者には「培養室見学スペース」にはいっていただき、胚培養士が培養室の説明を行っております。その際に、患者さまには簡単なアンケートをお願し、そのアンケートに回答された多くの患者さまから「胚培養士の見た目が若い」というご意見をいただいております。
培養スタッフ1  日本国内には高度生殖医療を行う施設が約580施設登録されており、その大多数は胚培養士が1~4名が勤める施設となります(日本卵子学会資料より)。当院の培養研究部集合写真(左の写真とP.6の写真)を掲載しました。胚培養士22名、医療情報処理5名、研究員1名の合計28人が在籍し、全国的にも大規模な施設となります。これほど多くのスタッフが培養業務に従事している理由は、勝川・名古屋クリニック合わせて1年間に約3000周期の採卵件数に対応し、常に一定水準以上の高い培養技術を維持するためです。

顕微授精を含めた培養業務に携わる胚培養士の経験年数について

培養士の経験年数
 集合写真を見るとアンケートに回答された患者さまのおっしゃるように、他の医療機関で働くスタッフに比べて見た目が「若く」見えるため、患者さまの中には「若い=未熟」と考え、不安を感じた方もいらっしゃったかもしれません。
そこで、日本卵子学会の認定資格を有する生殖補助医療胚培養士の経験年数(資格審査申込時の培養業務従事期間)と当院の胚培養士の経験年数を比較しました。胚培養士の仕事は技術職であるため、年齢よりも従事期間が重要であると考え、経験年数の違いに着目しました。
 全国の他施設では、1~2年目のスタッフから顕微授精を含めた多くの培養業務を行いますが、当院では全ての培養業務を習得するのに3~4年以上の時間が必要となり、培養業務の中心は5年目以降の全ての業務を習得したスタッフになります。それは、当院独自に定めた高い基準に合格しないと患者さまの治療に携われないシステムになっているためです。
 当院の培養室長は農学博士課程を修了し15年間の胚培養士経験を有しております。我々は培養室長を筆頭に全ての業務で指導に立てる十分に経験を積んだ胚培養士が中心となって患者さまの治療に携わり、経験の浅いスタッフへ教育指導を行っております。胚培養士はまだまだ社会的に認知された仕事ではないため不安を抱かれることもあると思います。私達、浅田レディースの培養室に勤務するスタッフは患者さまの治療を全力でサポートするプロフェッショナルとしてこれからも頑張らせていただきます。よろしくお願いいたします。

胚培養士の教育

培養スタッフ2  胚培養士の教育に関しては、当院独自の非常に厳しい基準を設けた業務習得カリキュラムを設けており、各項目の技術基準に合格したスタッフでなければ治療に携わることはできません。当院は経験年数の長い胚培養士が豊富であり、経験の浅いスタッフへの教育も徹底して行っております。
そして経験の浅いスタッフも高い基準に合格して初めて治療に携わっています。若く見える胚培養士もいますが、このような厳しい体制の下で業務を行っていますので安心して受精卵や精子を任せていただければと思います。 
今回の記事によって「若い=未熟」ではないという事をご理解いただけましたでしょうか。
 最後になりますが、私たち胚培養士が行っている顕微授精・受精卵の凍結・融解などは顕微鏡下での非常に細かい操作を必要とし、長時間集中して行うため「若さ」はメリットであると考えています。私たちは経験豊富な胚培養士の若さを活かした質の高い医療を患者さまにお届けできるように日々努力し改善を続けていきます。


当院主催で研究会を開催しました

掲載日:2012年3月21日

K-systemユーザーミーティング

ミーティング会場の様子  2012年1月22日にK-systemユーザーミーティングを当院主催で行いました。K-systemとはインキュベーターの一つであり、受精卵の培養を行う機械です。過去に開催された国際学会でK-systemとめぐり合い、K-systemを導入しました。
その後、K-systemの試験運用を行った結果、従来使用していたインキュベーターと比較し同等以上の成績が得られました。そして現在では勝川・名古屋クリニックで合計18台のK-systemを実際に使用しています。
 我々は、国内の学会において臨床データに基づいたK-systemの有効性を報告した結果、K-systemは日本各地の多くの不妊治療施設で使用されるようになりました。しかし、K-systemの導入を考えている施設やK-systemを導入した施設が抱える共通の問題点や、その解決法を一同に集まって話し合う機会はありませんでした。そこで今回、当院が主催となりK-systemユーザーミーティングを開催しました。

K-system  従来使用してきたインキュベーターは扉が1つの大きな箱型であり1台に複数症例の受精卵を入れて培養するタイプのものでした。現在でも多くの施設では、このタイプのインキュベーターを主に使用しています。従来型インキュベーターは1台に複数症例の受精卵を入れて培養を行うことから、扉の開閉回数が多くなり、培養に適した環境(低酸素環境)を維持することが難しいという問題点がありました。また、1台に複数症例の受精卵を入れるため、取り違いが起きる可能性も高くなります。
 一方、K-systemは1台に10箇所の個別培養スペースがあるため、10症例の個別培養が可能という画期的な利点があります。
また、個別培養できるため、扉の開閉回数を最小限にとどめることができます。従来型インキュベーターで10症例を完全個別培養するためには、K-system1台の何倍もの設置面積が必要です。そのため設置面積も考慮した結果、K-systemの導入に至っています。

個別培養スペース  開催当日には、北海道から沖縄まで幅広い地域から49施設82人の胚培養士や医師が集まりました。当院が従来型インキュベーターからK-systemに移行したことで発生した問題点や、その解決方法などを8つのブースに分かれて当院の胚培養士が説明し、その場で活発な意見交換が行われました。
当院スタッフも他院の胚培養士と意見交換をすることで、新たな発見や問題点などを知ることができ、有意義な時間を過ごすことができました。このような意見交換会を開催することで、当院で培われた技術や知識が他施設の胚培養士や医師へ受け継がれ、日本中の施設の技術向上と一人でも多くの不妊症で悩まれる患者さまの妊娠に寄与できたのではないかと考えています。

顕微鏡や器具を用いて実演意見交換のディスカッション


胚培養士のタイムスケジュール

掲載日:2011年9月27日
タイムスケジュール

胚培養士は、上の図のようなタイムスケジュールで1日の業務を行っています。 これらの業務の中で、今月号では採卵から検卵までの流れを紹介します。

胚培養士(エンブリオロジスト)について

掲載日:2011年9月20日
 培養研究部には、胚培養士・培養事務・研究員が所属しています。
 それぞれの業務を紹介します。

胚培養士
 一般不妊治療においては人工授精の精子処理、高度生殖医療では体外受精に関する全ての業務を担当します。

培養事務
 受精率・妊娠率などデータの管理・統計を行います。
 また、短い期間ごとにさまざまなデータを算出することで常に的確な方法を判断することができます。

研究員
 勝川クリニック4階にある生殖医療研究所で研究を行っています。研究内容については、またお伝えします。

 胚培養士が行った胚操作の詳細は培養事務がデータとして管理し、その時々の最新データを元に治療法を選択できるようにしています。
 研究員は、臨床現場で活かすことのできる研究を行います。このように培養研究部ではこの三つの専門グループが1つのチームとなり皆様の治療に携わっています。
培養室

 名古屋駅前クリニックには培養室の見学スペースを設け、初診受診前説明会の前に培養室見学と説明会を開催しております。(初診受診前説明会についてはこちら)
 培養室見学の際に患者さまに簡単なアンケートをお願いしていますが、その中で「胚培養士の年齢が若い」というご意見を多くの患者さまからいただいております。
 実際、医療機関で働くスタッフと比較すると若いです。
 「若い胚培養士に受精卵を任せて大丈夫なのだろうか?」いう不安を感じてしまう患者さまもいらっしゃるかもしれません。

 しかし当院の胚培養士は、浅田レディースクリニック独自に非常に厳しい基準を設けた業務習得カリキュラムを受け、各項目の技術基準に合格したスタッフでなければ受精卵や精子を扱うことはできません。
 若く見える胚培養士もいますが、このような厳しい体制の下で業務を行っていますので受精卵や精子を任せていただければと思います。

 日本哺乳動物卵子学会の認定資格を有する生殖補助医療培養士の全国平均年齢は約29.4歳です。
 この胚培養士たちは、60歳代で胚培養士を兼務する医師や新卒で経験の少ない胚培養士も含まれています。
 当院で上級スタッフと呼ばれる全ての業務で指導に立てる胚培養士の平均年齢は30.5歳であるため、十分に経験を積んだスペシャリストの集団です。胚培養士の仕事は、細かく繊細な操作が全てに要求されるため「若さ」はメリットだと考えています。
ラボラトリー


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品川クリニック
品川駅徒歩3分

無料説明会
毎月開催
完全予約制

1分でわかる浅田LCの治療方針特徴