不妊治療のQ&A

クロミッド採卵を計数十回、胚移植を6回しています。年齢も限界ですがあきらめがつかず、一体どうしたらいいのか悩む毎日です。参考までに、浅田レディースクリニックで、ICSIでの最高齢は何歳でしょうか?

掲載日:2019年9月27日

通常の体外受精・ICSIでは、採卵4回までに、7割以上の方が妊娠します。
クロミッド採卵は、通常の卵巣刺激ができなくなった患者様を対象に行っています。
実際に卵が採れた方は50歳近くまでいますが、当院で妊娠した最高年齢は47歳です。
(この方は出産まで至らずに流産されております。
)無事出産までされた方は46歳で妊娠し47歳で出産されたのが最高齢です。
医学的には妊娠できる卵が卵巣からなくなった時がやめる時と思うのですが、それがいつかはわかりません。
患者様の自己判断では、治療をしたことで後悔する度合いが、治療をしないことで後悔する度合いを上回った時がやめる時と思います。
つまり、自分の後悔が一番少ない形で終了していただきたいと思います。
しかし、それもメーターがついている訳ではないので、当事者も判らないと思います。


体外受精をし、3回移植をしました。病院ではきれいな受精卵ができて、子宮内膜にも問題はないと言われましたが、妊娠にはいたりませんでした。卵子の質がよくないから?元気な精子がほとんど見あたらないからでしょうか。

掲載日:2019年9月27日

きれいな卵ができて内膜がいいのは、妊娠のための前提条件のようなもので、それらがよくても妊娠しない場合があるのが体外受精です。
私は受精卵の遺伝子の組み合わせのためか、あるいはどこかの時点で異常が生じ、結局育たなかったと思います。
日夜どうして妊娠しないのか、私は毎日考えています。
卵の質は大切です。
卵の質をよくする事は、今のところできません。
精子は、元気がなくても関係ありません。
精巣精子でも、もっと未熟な精子でも、数年前に凍結された精子でも私は使っていますし、出産しています。


子宮内膜症だと採卵しにくいですか?

掲載日:2019年9月27日

子宮内膜症は、いろいろな場合があって一概にいえません。
私は採卵しにくいとは思いませんが、チョコレート嚢腫があれば、あらかじめ吸引しておいた方が、卵の育ちもよく採卵しやすいと思っています。


体外受精で採卵の2日前の夜にhCG注射を打つ意味を教えてください。 

掲載日:2019年9月27日

脳下垂体ホルモンのうちFSHで卵胞は育ち、LHで排卵のきっかけを作ります。
LHが排卵前に出ることをLHサージと言っています、LHサージから約36~40時間で排卵が起きます。
体外受精ではその排卵する直前に卵子を回収することができます。
LHサージの刺激で卵胞は破れ、卵子が飛び出すのですが、同時にホルモン的に大きな変化があり、卵子が最後の成熟卵になるための変化をします。
LHサージがなければ卵は成熟せず、卵胞の壁にくっついたままで、針を剌しても卵子が回収できません。
LHの注射のかわりに、hCGあるいはGnRHアゴニストを使います。


採卵時の麻酔はありますか。嘔気などの副作用はありますか?

掲載日:2019年9月27日

意識は完全になくなり、また覚醒がはやく、嘔気が少ない静脈麻酔を使っています。
はじめての人は思ったより楽と言います。
経験のある人は、以前の麻酔より気持ちが良いといいます。


体外受精(顕微授精)しようと思います。現在糖尿病でインスリン注射をしています。麻酔中の低血糖や高血糖がとても心配です。

掲載日:2019年9月27日

麻酔は非常に短時間ですので、ほとんど問題ないと思いますが、治療を進める上で妊娠許可も含めて内科主治医の先生と相談して検討し、麻酔をすすめていきます。


顕微授精で受精卵を4日以上培養する場合、1種類の薬液だけで培養するのですか?

掲載日:2019年9月27日

当院では数種類の培養液を比較し、一番成績の良かった培養液のみを使用しています。
現在は培養液交換が不要なタイプの培養液のみで培養しています。
当院では、タイムラプスインキュベーターで培養器から出すことなく連続で培養し、培養温度や低酸素環境を守ることにこだわっています。


体外受精をやるにあたり、なぜ排卵を抑えるのですか?

掲載日:2019年9月27日

前周期排卵を抑え、卵の発育を抑えた方が刺激周期で卵の成熟がより揃うと考えられています。
もともと卵は6ヶ月ぐらいかかって育ちますので、1ヶ月の問題でなく、その前から考えて治療すべきと考えています。


体外受精を受けるとしたら、一番初めの診察はいつ頃受診すればいいでしょうか?

掲載日:2019年9月27日

いつ受診して頂いてもかまいませんが、治療を始めたい周期の月経3日目頃に受診して頂くとその周期から治療開始できます。
調節卵巣刺激の場合、前周期のホルモン療法がありますので採卵するのは2ヶ月目になります。


採卵当日のスケジュールを教えてください。

掲載日:2019年9月27日

採卵当日は11時30分に来院いただきます。
採卵後麻酔から醒める時間は個人差が大きいですが大体の方は夕方までに帰宅されています。
ただ、なかには眠気等で19時頃まで休養されていらっしゃる方もおります。


浅田レディースクリニックでは精子を振りかけて行う体外受精、顕微授精か、選べないと聞きました。ふりかけの体外受精のみはして頂けないのですか? 

掲載日:2019年9月27日

基本的には全症例で顕微授精(ICSI)を行います。
それは顕微授精の方が受精率が高いからです。
また卵子の数が一定数確保でき精子所見が良好な方には、体外受精とICSIを同時に行うスプリットという方法を行います。
受精障害が判明し、体外受精でひとつも受精卵ができなくても、ICSIでちゃんとその回の移植分の受精卵は確保したいと思っているからです。
受精卵を確実に確保し、その上で受精障害の診断もします。
そのため基本的には体外受精のみということはありません。


浅田レディースクリニックでは採卵後、受精卵を全部凍結し、移植周期と分けているのはなぜでしょうか。凍結障害を起こす確率はどのくらいですか。

掲載日:2019年9月27日

体外受精周期では卵胞ホルモン(E2)が高くなります。
E2が高くなる場合、一般的に黄体ホルモン(P4)が早期上昇して子宮内膜の変化が早く起こり、着床率が悪くなります。
したがって、当クリニックではわざわざ条件の悪い新鮮胚移植はせず、全胚凍結しています。
凍結技術も日進月歩で進歩し、凍結障害が起こる確率は1%未満です。


採卵後や移植後はいつから運動していいの?

掲載日:2019年9月27日

採卵では体に針で刺しており、簡単な手術になるので、採卵後当日はできるだけ水分をこまめに摂取するよう心掛け、ゆっくりお過ごしください。
病院から特に症状説明がなければ、翌日から運動など普通どおり生活していただいて心配ありませんが、採卵後1週間はなるべく激しい運動は避け、何か症状があれば安静にして頂き、おさまらなければすぐ担当の病院・クリニックまでご連絡してください。
移植では移植後に少量の出血を認める場合がありますが心配いりません。
当日から普段通り生活して頂いて大丈夫です。
しかし、お薬の影響や感染など、予期せぬ症状が出る場合もありますので、何か心配な症状が出たらすぐに担当の病院・クリニックまでご連絡してください。


体外受精を考えています。どのような流れで体外受精が行われるのか、詳しく教えてください。少なくとも何日間通院の必要があるのか、注射や薬をどれだけ服用するのか、具体的に教えてください。

掲載日:2019年9月27日

浅田レディースクリニックではAMH値や年齢で「調節卵巣刺激法」または「簡易刺激法」と刺激方法を決めています。
まず「調節卵巣刺激法」の流れについてご説明します。
卵巣刺激をする前の月経3-5日目に来院してもらいホルモン検査をしてホルモン剤の服薬開始(ホルモン剤内服期間は2~4週間程度)、服薬開始から1週間前後にもう一度診察、その後はホルモン剤内服終了6日後に来院し卵巣刺激を開始します。
(前周期期間約1カ月) 卵巣刺激期間は13日間以上毎日注射を打ちます。
その間、週2-3回ほど診察(超音波とホルモン検査)があり、卵胞の成長により採卵を決定します。
採卵2日前にホルモン検査と採卵2日前夜にtriggerとなる注射を実施、その2日後に採卵を行います。
採卵は、午前11時30分に来院して点滴による麻酔を行い、卵胞から卵胞液を回収して卵子を取り出します。
その後体調が整ったら帰宅できます。
採卵後は数日後に診察し、体調をチェックします。
また、ホルモン剤を内服して頂き、消退出血(月経様の出血)を起こします。
採卵後の月経2日目に来院して頂き、移植周期がスタートします。
約1週間後にもう一度来院し、移植日が決定します。
胚移植は午前10時に来院して頂き、麻酔はなく、そのまま帰宅できます。
移植後約12~14日以降に妊娠判定がありますが、その間の診察はなく貼付薬剤と内服薬のみとなります。
次に「簡易刺激法」についてですが、クロミッド内服を主体とした刺激で卵胞の発育に合わせ適宜注射を加える刺激法で、卵胞発育により約2週間くらいで採卵になります。


体外受精で使う刺激法の違いを教えてください。

掲載日:2019年9月27日

当院で採用している体外受精の卵巣刺激は、主に1.アンタゴニスト法 2.ショート法3.簡易刺激法があります。
卵巣予備能と年齢に合わせて刺激法を選択します。
1.2.は合わせて調節卵巣刺激法とも呼ばれます。
卵巣予備能がある程度保たれている方、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の方は、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)予防のためにアンタゴニスト法は最適な方法です。
卵巣予備能が低い方は月経3日目のFSH、年齢、今までの治療中の反応を考慮し(1.2の刺激でも十分卵が採れない場合)、簡易刺激法になります。
1と3の境目の少ない方で、2のショート法を選択することがあります。


診察で見えていた卵子の個数と、採卵できた卵子の個数が違うのはどうして?

掲載日:2019年9月27日

診察でエコー画像で見ているのは、卵巣の中の「卵胞」の数と大きさです。
「卵胞」を満たしている「卵胞液」のなかに卵子はあるはずですが、顕微鏡下で確認しないとわからないぐらい小さいので、診察時のエコー画像で卵子を直接確認することはできません。
卵胞が大きくなっても、まだ卵胞が未熟で卵胞壁から卵子が剥がれ落ちなかったりすると、卵子が回収できず、実際の採卵数は卵胞数より減ります。
また卵胞の陰にもう1つ卵胞が重なっていたり、採卵までの間に卵胞が育ってきたりすると、採卵数は卵胞数よりも増えます。
エコーで見える卵胞数は目安にすぎないのです。
実は全体の卵胞数と成熟卵としてとれそうな卵胞数と当院では2つの数字を示しています。
また卵胞の大きさで卵子の成熟度を予想しますが、これも大体の目安です。
人間の体は千差万別、なかなか「確実」に「数値化」することは難しいのです。


体外受精の方法、費用を教えてください。

掲載日:2019年9月27日

体外受精は、体外受精以外の不妊治療で妊娠できない場合が適応されます。
体外受精は女性から排卵誘発剤を使って卵をとって体外で受精卵をつくり、子宮にもどす方法で、費用は当院では体外受精だけで15~40万、薬剤費等で10万くらいかかります。
採卵数、凍結個数により個人差がありますので、ご相談ください。


体外受精でどの位の割合で妊娠できるのでしょうか。

掲載日:2019年9月27日

当院のデータでは採卵周期当たりの平均妊娠率は60%以上、累積妊娠率は他院治療歴のない方で約80%、他院治療歴のある方で約70%程度となっております。
妊娠率は女性の年齢等により大きく違います。
というのは1回で妊娠する人から、残念ながら数回でもなかなか妊娠に至らない人までいらっしゃいます。
各年齢毎の確率やその他詳細はHPにのっていますので、そちらも参照してください。


人工授精(AIH)・体外受精(IVF)・顕微授精(ICSI)って何?

掲載日:2019年9月27日

本来膣内に射精される精子を採取して、人工的に子宮に注入し体内受精を促す方法を人工授精といいます。
それに対して、体外受精と顕微授精は本来体の中で起こる受精現象を、人工的に体外で起こさせるものです。
人工授精までは、精子と卵子の出会いを助けるだけですが、体外受精と顕微授精は卵子と精子を取り出して人工的に受精しやすい環境を提供し、できた受精卵を確実に体内に戻します。
一般に体外受精と呼んでいるのは媒精という方法で、採ってきた卵に精子をふりかけて、精子が自然と入っていくのを待ちます。
そして受精卵ができて順調に成長したら、子宮に戻します。
体外受精は、卵1個に対して10万から20万の運動精子が必要です。
顕微授精も正確には体外受精の一手法ですが、体外受精とは別に独立して呼ばれるようになっています。
その違いは受精のさせ方です。
顕微授精はその名の通り、顕微鏡下で1つの卵の中に1精子をピペットという細いガラス管で捕まえて注入し、受精卵が出来た後は、体外受精と同様に培養して子宮に戻します。
顕微授精では、体外受精でクリアできなかった受精障害をはじめ、卵1個に対して動いている1精子あればいいので、男性不妊の障害もかなりクリアできます。


不妊治療では副作用はあるのでしょうか?

掲載日:2019年9月27日

最も注意したいのは、排卵誘発の結果起こる、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)と多胎妊娠です。
今は有効な予防法がありますので、それを確実に実施することが大切です。
OHSSは、hCG製剤、hMG製剤を使った調節卵巣刺激で起きる副作用です。
しかし、「AMH検査でハイリスクの人を見つけ出し、hCGを使わずにGnRHアゴニストで採卵への引き金を引く」「hCGを使うロング法は行わず、アンタゴニスト法を行う」といった予防策をとれば、今では多くのOHSSを予防することができます。
現在、当院ではほとんどOHSSはありません。
OHSSの主な症状は腹水です。
重症になれば血栓症、肺水腫などを起こすと言われていますが現在ではまずないでしょう。
好発時期は「hCG投与後」ですが、現在OHSSが懸念される場合はほとんどhCGを使用しておりません。
状況に応じて、不快感を軽減する薬や重症化を予防する薬が出されるかもしれません。
多胎妊娠は、日本産科婦人科学会のガイドラインが提唱されて以降、子宮に戻す受精卵の数を決められる体外受精では、減っています。
その他、排卵誘発すると閉経が早まる、卵巣ガンが多くなるなどの声がありますが、そういう報告や証拠は現在はありません。 


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