不妊治療のQ&A

血液検査でP4をみるのはなぜですか?

掲載日:2019年9月27日

P4というのは、黄体ホルモン、プロゲステロンです。
排卵後は卵胞が破れたあと黄体になり、黄体細胞が黄体ホルモンを作ります。
黄体ホルモンは、子宮内膜を着床しやすいように変化させ、妊娠成立後は妊娠維持のために働きます。
一般不妊治療の場合、しっかり排卵ができたかを評価するために測定します。
体外受精の採卵周期の方も、黄体化する徴候がないか確認する意味で血液検査でP4を計測します。


刺激中の血液検査では何を調べているのでしょうか?

掲載日:2019年9月27日

卵胞を育てる下垂体ホルモンとエストラジオール(卵胞ホルモン)を調べています。
下垂体ホルモンの値をみて刺激の強さや用いる注射の種類と量を検討し、卵胞の成熟具合を判断するのにエストラジオールの値を参考にしています。


超音波検査では何をみているのですか?

掲載日:2019年9月27日
初診時は、子宮形態異常(双角子宮など)がないか、子宮筋腫やポリープがないか、卵巣が腫れていないか等確認します。 卵胞がどのくらい見えるかを確認し、年齢やAMH値と合わせて治療方針を決めます。 刺激開始後は超音波で卵胞の発育と内膜の厚さを確認します。

子宮卵管造影検査とはどのような検査ですか?

掲載日:2019年9月27日

当院では、子宮内に挿入したチューブから子宮内腔に造影剤(界面活性剤)を注入し、経腟超音波で卵管内を通過するかどうかを確認します。
月経周期によりますが、月経終了後から1週間ぐらいの間に行います。
当院ではレントゲンは使用していません。
卵管閉塞や狭窄がなければ、検査に伴う痛みもあまりありません。
通常の診察時間内で施行しており、麻酔も不要です。
実際の検査時間は5分程度ですが、子宮内腔に挿入するチューブの種類などによって準備に少し時間がかかることがあります。


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