不妊治療のQ&A

不妊治療している人は卵子が減って、更年期が早くくるのですか?生理が早くとまるのですか?

掲載日:2019年9月27日

そういうことはありません。
卵子がパチンコ玉みたいな変化しないもので、それがひとつずつ出てくると思っているのが間違いです。
卵子はなにもしなくても、どんどん減っていきます。
私が、不妊治療で一番大きなポイントだと思うことは、皆さんに、お腹の中の卵子について正確な知識を持ってもらうこと。
そして卵子の重要性をよく認識してもらうことです。
卵子と精子が受精して受精卵ができるところからすべてが始まる。
これはだれでも知っています。
でもその卵子についてはかなり錯覚があります。
まず、卵子の大もと'原始卵胞'といわれるものは、女性がまだ胎児のうちにすでにできています。
つまり皆さんが胎児としてお母さんのお腹の中にいるときから、皆さんのお腹の中の卵子はすでにちゃんとできています。
そして、いったんできたら、それ以降は細胞分裂して数が増えることができないという、非常に特殊な細胞です。
ですから単細胞のまま、一度できたあとは数が減るだけです。
原始卵胞は、妊娠5ヶ月から6ヶ月の胎児のころが一番多く、500万個とか700万個あるといわれています。
ところが、「おぎゃあ」と生まれるときにはすでに200万個くらいに減って、思春期、つまり生殖年齢に入ったころは10万個から30万個~40万個くらいになっています。
思春期以降は、1ヶ月に1000個くらい減るといわれています。
つまり、毎日何十個も減っていくのです。
一定年齢に達して生殖のためのプログラムが起動し始めると、この卵胞を刺激するホルモンが出はじめ、ホルモンの刺激を受けて、卵胞はだんだん成長・成熟して大きくなります。
一番もとの原始卵胞からだんだん成熟して大きくなるのに、だいたい半年かかるといわれています。
そして、成熟した大きな卵胞の中の卵子が、卵胞を突き破って卵巣の外に飛び出します。
これが排卵です。
残りの卵胞はしぽんでいきます。
こうして一生に排卵される卵は月に1個、一人の女性の生涯でせいぜい400~500個といわれます。
卵子は、毎月卵巣の中で新しく生まれて成長するものと思っている人、月に1個しか卵を消費しないと思っている人は間違いです。
また不妊治療で注射を打つと、副作用で卵が少なくなると心配する人もいますが、何もしなくても卵は毎日何十個も確実に減っているのです。
早く減って、早く更年期がくると言う人がいれば、まったく理解していない人です。


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