不妊治療の用語集

GnRH

【性腺刺激放出ホルモン】
LHFSHを分泌させるために脳の視床下部から出るホルモン。


GnRHアナログ

【GnRHと似た作用をする製剤】
GnRHアゴニスト(ブセレキュア、スプレキュアなど)とGnRHアンタゴニスト(セトロタイドなど)の2種類がある。
GnRHアゴニストは作動薬で主に点鼻薬として投与し、投与はじめは多量の下垂体ホルモン(LH FSH)を放出させる(フレアーアップ現象)が、長期使用すると下垂体ホルモンの分泌が抑えられ、排卵を抑制する。
GnRHアンタゴニストは拮抗薬で注射薬として投与し、即効的に下垂体ホルモンの分泌を抑えることで排卵を抑制する。
体外受精での調節卵巣刺激子宮内膜症の治療に使用する。


HCG製剤

卵胞を成熟させ排卵を促すためのホルモンの注射剤として使用する。HCGはヒト絨毛性性腺刺激ホルモンである。
本来排卵するためにはLHが分泌されるが、HCGはLHと構造が似ているので代わりをさせている。プレグニールなど。


HMG製剤

【卵胞を発育させるためのホルモンの注射剤】
閉経後女性の尿から精製され、FSHLHが入っている。
HMGテイゾー®、HMGフジ®、フェリング®などがある。


LH

【黄体化(黄体形成)ホルモン】
排卵をうながし、卵胞を黄体へ変化させる。


LH-RHテスト

GnRHを注射する前後に採血し、LHFSHの変化から排卵障害の部位や卵巣の反応を予測する。


MESA(精巣上体精子採取術)

精巣上体より内容液を採取し、精子を採取すること。
精巣上体は精巣でできた精子がいったん貯めておかれ、受精に必要な能力を獲得する臓器である。


P4

【プロゲステロン 黄体ホルモン 排卵すると上昇するホルモン】
子宮の内膜を着床しやすい状態へ変化させるため、黄体機能をみたり、体外受精においては胚移植してもよい状態か調べるために測定する。


PRL

【プロラクチン 乳腺刺激ホルモン】
乳汁を分泌させるホルモンで、本来は分娩後授乳しているときに分泌される。脳下垂体腺腫では異常高値をしめす。
妊娠を望む女性が高値であると月経不順や排卵障害の原因になる。


ReVSA(精管精子採取術)

精管より内容液を採取し、精子を採取すること。
精管は精巣上体から尿道まで精子を送り出す管である。


最初へ 1  2  3  4  5  6  7  8  9 最後へ

初めての方
受診までの流れ

1分でわかる浅田LCの治療方針特徴