不妊治療の用語集

着床(ちゃくしょう)

受精卵が子宮内膜に侵入し、母体との間で生物的な結合が成立した状態。
胎盤の基になる絨毛が成長し、絨毛ホルモン(HCG)が分泌されると妊娠判定が陽性になる。


超音波検査(ちょうおんぱけんさ)

周波数の高い音波を臓器に発信してその反射波をコンピューターで画像化する医療機器を使い調べる検査。
月経周期にあわせて卵胞の成長や排卵の時期、子宮の内膜の厚さや状態、子宮筋腫、卵巣嚢腫等をみる。
男性では精巣を観察することにより、悪性腫瘍などがないかを確認する。


調節卵巣刺激(COH) (ちょうせつらんそうしげき)

体外受精において卵胞の発育を見ながら排卵誘発剤を計画的に使用する方法。
主にGnRHアナログを使用し、排卵しないようにコントロールして行なう。
ロング法ショート法アンタゴニスト法がある。


テストステロン(TES)

男性ホルモンの一種。
女性でも分泌されるが多いと排卵障害の原因となる。


凍結受精卵(凍結胚)  (とうけつじゅせいらん)

受精卵を液体窒素により凍結保存する。
体外受精での余剰胚の有効利用やOHSS(卵巣過剰刺激症候群)予防、子宮内膜調整による着床の改善などのために利用される。


二段階胚移植(にだんかいはいいしょく)

一周期に培養2~3日目の分割胚(卵)と5日目の胚盤胞と2回胚移植をする方法。
妊娠率が向上するとの報告もあるが、その有効性は不明である。


媒精(ばいせい)

調整された運動精子を卵子が入った培養液に入れ、受精させる操作。
一般的に体外受精といわれているのがこの方法となる。


胚盤胞(はいばんほう)

受精(採卵)後5~6日目に胎児となる内細胞塊と胎盤になる外細胞層(栄養層)に分かれ胞状になった胚。採卵後5日目に胚移植することを「胚盤胞移植」という


排卵(はいらん)

卵胞が完全に成熟すると脳下垂体よりLHが多量に放出(LHサージ)され、卵胞が一部破裂して顆粒膜細胞に包まれた卵子が卵胞液とともに腹腔内へ排出されること。


排卵誘発剤(はいらんゆうはつざい)

排卵を促すために使用する注射や内服薬のこと。
注射にはFSH製剤HMG製剤HCG製剤、内服薬にはクロミフェンシクロフェニルなどがある。


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